➇起業を実現、三人~パートナー制

 会社に勤めながら一人で副業収入を得ることは、口で言うのは簡単ですけど始めるに当たってやってみると案外大変。なぜって小さな仕事とは言え、始める準備段階から実際に行動するまでを一、人でこなさなければならないのですから。
 しかしわたくしの推す副業起業では、始めようと思った時点でまずやるべきことは、一緒に仕事ができるパートナーを見つけることなんです。それは自分と同じように副業起業を考えている人と、計画する→実行するを手分けして行う《協業仕事》をすること。
 
 この発想で副業を始めようと考えたら、シェアハウスでの協業環境を整えられたら好ましい。それぞれの本業を抱えた3人~が集い、同種・異種にこだわることなく仕事を手分けして行うことを基本とするからです。
 それぞれがどんな本業に就いていたとしても、副業のテーマをどんな職種にするか、その延長線上にある職種で起業すると考えるんです。それが掃除専門会社か食堂経営かはともかく、それぞれが働く時間や持ち場など事前に協議した上で、起業実行に移すという段取りになります。
 
 一人ではなく二人以上、三人パートナー起業をお奨めする理由は言うまでもなく、三人集まれば文殊の知恵ではありませんが、一人ではできない、考え付かないことを生み出すことができる。さらに忙しくなった時には、分担して仕事に取り組める。それと二人で始めた場合何らかの意見の衝突が起きますと決裂してしまう可能性がありますけど、三人の場合《まあまあ》と間を取り持つ人が生まれる。
 小さくても事業を起こすのが起業と言えますから、可能な限り円満に物事を解決できる環境を作っておきませんと、事業を長く続けることができなくなるからなんです。収入を毎年アップさせながら最最低10年間稼ぎ続ける事業ですから、長続きさせることがとても重要なことなことはお判り頂けるでしょう。
 
 三人パートナー制の副業起業は、前述した掃除事業や料理店などを一緒進めようとする以外に、営業職の方が外から協力することも可能ですし、またリモートワークで経理や事務の仕事をやっている方が、その分野で協力することもできます。
 ですから3人制とは申しましても、それぞれが新たな仲間を作ることでより多くの収入を得られる事業を展開できる魅力もある。もちろん3人限定で進めるもよし、仲間を増やしてより拡大しようと考えるのも、事業内容や市場予測次第で可能になる計画でもあるんです。
 現在の、本業の収入の多い少ないではなく、要は3人が集まり、それぞれの得意の分野を活かし、なおかつ収入額を設定して副業で起業する。3人はそれぞれに本業に従事しながら、業種やその市場に発展見込みがあるかないかなどを話し合いながら、どんどん目標を高めていくという筋書きです。
 
 年寄りですから何度も昔の話を持ち出しますけど、昔のわが国企業は社員をファミリーとして扱ってくれたものでした。そんな時代とは会社も社員も集合化で運営されておりましたから、弱い人も支え合ってやってこられたんです。だから当時の労働組合は言うまでもなく、今よりずっとパワーがあって頼りがいがありました。
 しかし社会の核化=個人化が、社会も会社も個人同士においても弱者に目を向けなくなった。非正規社員の増加は、その結果であるとわたくしは思っています。
 本投稿内では何度もこれからの時代のキーワードは、《集化》になるとお伝えしました。ですからこれからは個人が集化することで、パワーを持つことは大貧乏時代を乗り切る唯一の方法であることを理解して頂きたいと思っています。

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