見出し画像

個人情報の商品化、失われた30年、そしてコロナ事変

コロナ事変により倫理観が可視化されたことは既に述べた。
といっても、これ⬆️がぜんぜん解んなくったって、この先は大丈夫なんだかんね。

本日は、
「倫理観の見える化」と一蓮托生の関係にある、
「個人情報商品化」について述べていこう。

大丈夫、簡単なんだかんね。


20世紀、労働力商品化の世紀

1900年代は労働力商品化の世紀だった。
人々は働くことで日銭を得るというライフスタイルを獲得する。
これは江戸時代までの、物々交換などで助け合い生活を成り立たせるライフスタイルから、貨幣経済への転換だといえよう。

この新たな、
貨幣経済というものは、世の中に貨幣を流通させなければ始まらない。
世の中に貨幣を流通させるための蛇口が、労働力の商品化でもあった。

労働力商品化の2つの役割
 ①人々が働き日銭を得るための手段
 ②世の中に貨幣を流通させるための蛇口


21世紀、個人情報商品化の世紀

落花流水、みんな大好き21世紀🥰

1900年代 労働力商品化の時代
1995年  Windows95発売・IT革命
       インターネット環境の整備
1998年  日本、デフレ不景気開始
2000年前後 賃金の下落基調鮮明に
 労働力の商品化だけでは生活水準の維持が困難に 
 個人情報の商品化で生活水準の維持トレンド⤴️

1990年代にデフレ不景気が始まった。
さらに同期して IT革命に端を発し機械化・オートメーション化の波が静かに、だが確実に人々へと迫ってくる。
人々の雇用は減少し、労働力を商品化するだけでは、十分な所得を得られなくなったワケよ。
チット疲れたから、このモードでいく。
詳しくは、上の年表を見ておくれ、すまんねえ。

労働力の商品化、つまり働くだけでは、十分な稼ぎが得られなくなったんよ。
これがねえ、ボクらの世代が本当っに苦しんだ、
「失われた30年」なワケだ。

スマホという「個人情報商品化装置」

個人情報の商品化とは一体なんなのか??
いきなり具体例をあげて説明しよう。

    なけなしの通信料+
       個人情報
スマホ      ←   消費者      
本来30万相当  → 
      

きたねえ図ですまねえ、パッション執念を感じて欲しい。

スマホは、本来30万円以上するスーパーコンピュータだ。
それを我々は、総額10万円ぐらいで利用している。


いま、実はソロバン弾いたから、間違いねえ。
珠算能力検定試験・準1級をなめないで欲しい。

本来30万するものが、僅か10万円で手に入る。
何故か?

個人情報を売却しているからだ。

ズバリ「位置情報の売却」。
これだけで、個人情報売却の説明には十分だ。
位置情報は、「個人情報の王様」だかんね。

IT企業は、スマホを売ると、顧客の位置情報を把握できるようになる。
この位置情報・個人情報が20万円以上の価値となり、
IT企業は利益をあげられているんだ。

   なけなしの通信料など10万円
         +
    個人情報 20万円以上相当
スマホ      ←   消費者
      
本来30万相当  → 


汚ったない図表で御免よ。
イラスト屋さん、図表屋さんなど絶賛募集中です。
一緒に世界を変えようじゃないか。

     

労働力と個人情報の商品化リミックスの時代

1900年代 労働者の商品換金 ➡️ 日銭となる
2000年代 労働者の商品換金 ➡️ 日銭に不足

   2000年代のライフスタイル       
     労働力の商品化換金
         +      ➡️ 日銭となる
     個人情報の商品化換金

2000年代に入り、人々は、労働力の商品化だけでは日銭に事欠くようになっている。
だから、個人情報の商品化も行い、併せてなんとか日銭になっているワケよ。

これにお誂えむきおあつらえむきのスキームがインターネットだった。人々はほぼ無意識のうちに、オンライン上で、個人情報を商品化・換金化している。
検索エンジン、SNS、動画サイト……
オンライン全てが、個人情報商品化スキームだといっても過言ではない。

このように、
若干、駆け足で舌足らずながら、
2000年代に入り、我々は個人情報を商品化するようになった。
きっと、たぶん、間違いなく、なったんじゃないかと想う。



「個人情報商品化」と「倫理観の可視化」

ようやく、本能寺にたどり着いたぜ。

では、どのようにして、
個人情報の商品化は、倫理観の可視化に繋がっているのか?

IT企業が、
倫理観を可視化するタメには、ナニをおいても個人情報の集積が必要だ。

いつ、誰が、どこで、何を、どのように、している。

これが揃って始めて、倫理観を把握できる。

2007年 iPhone販売開始
2010年~ SNS全盛
 IT企業による平時の情報掌握
 平時による行動パターン掌握
2019年 4Gから5Gへ移行
       QR決済急激に普及
2020年 コロナ事変勃発
 IT企業による有事の情報掌握
      倫理観が可観化

いつ、誰が、どこで、何を、どのように、している。

「これを把握する準備が完全に整いました」、の2020年。

いみじくも、
本当に、いみじくも、
コロナ事変が勃発し、IT企業による有事の情報掌握がなされた。

有事にこそ、人間の本性はあらわになる。
だから、コロナという有事の個人情報掌握は、倫理観の可視化・掌握につながった。

かくして、IT企業はついに倫理観の可視化・掌握をなしたってコトよ。



紅茶を一杯

御堂筋を眺めながらいただくアールグレイ紅茶は至福の味わいだ。
日曜日だから車の流れもアンニュイで非日常な御堂筋を垣間見れる。

テラス席は朝早いこともあり、まだ閑散としているが、
これから賑わうことは間違いない、絶好の晴れ日和だからね。
今年のサクラもそろそろ散りごろで、えもいわれぬ風情がある。

個人情報が商品化されはじめて、はや四半世紀がたつ。
そして、コロナ事変により倫理観が可視化されて4年かれこれだ。

まあ、ロクなことではないが、なってしまったものは仕方がない。
その中で出来ることをコツコツコツコツと模索しよう。

人々のライフスタイルは着実に変わりつつある。
だが、朝イチ紅茶の味が至福だということは不変なんじゃないかなあ。


ありがとう。
では、また逢いましょう。

この記事が参加している募集

防災いまできること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?