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桃のミルクレープ/ドトール/甘さの涼、たっぷり…


スイーツカフェの王者ドトールが夏の限定メニュージョーカーを投入してきた。
手厚いスイーツメニューだけでは飽き足らず、好敵手に引導を渡すべく得意のミルクレープシリーズで畳み掛ける。

桃のミルクレープ

風雲急を告げるスイーツカフェ戦線。
この夏の目玉となるシン商品だ。


限定メニューだらけのスイーツ業界


Webページに飛ぶと何はともあれ限定メニューが目に飛び込んでくる。
猫も杓子も限定メニュー。
そんなスイーツ業界において、限定メニューを最も効果的に投入してくるのが王者ドトールだ。

「限定」を陳腐化させない販売戦略はさすがの一言。
ドトールの限定メニューにはずれなし。
その格言にしたがって、今日我々はドトールにおもむいたのだ。



百家争鳴 ドトールスイーツ

ミルクレープシリーズの限定メニュー・黒糖ミルクレープはミルクレープに新たな息吹をふき込んだ意欲作。

前期限定メニューの「北海道産かぼちゃのタルト」は大好評を博しながら、惜しまれつつ卒業。

このようにドトールのスイーツにまずもって外れはない。
いずくんぞ限定メニューともなると、有史以来外れたためしがないはずだ。



安さと、美味さの二律背反

安ければ不味いものと相場が決まっている。
だがドトールのスイーツに限っては、この相場がまるで通用しないから困ったものだ。

安く、それでいて美味い、を涼しい顔でやってのける。
それがスイーツの王者ドトールたる由縁ゆえん

単価は安く利益率が低くとも、大量販売によって固定費をペイしてしまう剛腕がドトールにはある。

規模の経済の教科書に載せたい機動力。
密度の経済を最大限に活用したドミノナント店舗戦略。



ドトールには市場経済のダイナミズムが詰まっている。



ドトール限定スイーツに外れなし

ドトール2024 夏季限定メニュー 桃のミルクレープ 500円



これが不味かったら、逆立ちしてエディオンの家電を見て回る。

そう誓いたいほどの美しさ。
桃がダイヤよりもダイヤらしく輝いている。
インスタ映えをどこまでも貪欲に追求してくるのも王者ドトールの老獪さ。

さて、
肝心のお味のほうはどうか?




ひんやり、
  甘い。

甘さの涼、知ってますか?

誰か、雇って、、

そんな、キャッチコピーが頭に過ぎる。

つまり、冷たく甘露。


この夏、
暑さの中、涼をとりたくなったら、
駆け込み寺はドトールなのかもしれない。

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