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本町で飢えた狼はハングリータイガー大阪に行けっ

本町から肥後橋ベルトはイタリアンが熱い。
石を投げたらパスタ屋かリーマンかたまにタワマンに当たるってな感じよ。

あれ?
また新しいの出来た??
前からあったかもしれんけど、
とりあえず行っとこってな流れで今昼はハングリータイガー大阪にたどり着いた。


コンプリート欲を掻き立てるランチメニュー

11時半〜 ランチメニュー 1000円〜

廉売合戦の最中にある飲食店は、低い利益率のなかでどうやってリピート客を獲得するかが鍵となっている。
そこで一つのメソッドたり得るのが「コンプリート欲を掻き立てるメニュー構築」だ。
確かに本当の勝負はディナーだろうが、
ランチの廉売メニューであっても何度も何度も来てもらえれば利益はバカにはならない。
だからリピート誘引をもったメニューの有無というものは大切になってくる。

その点でハングリータイガー大阪さんはハナマルだ。
パスタだけで12種類を用意し、万全の体制で迎え入れてくれた。

べスカトーレ・バジリコ、ヴェンゴレ・バジリコ、ヴェンゴレ、ペスカトーレ、ペスカトーレ・ロッソ、アモローゾ、プロタソフ、ツベイバ、パンナ・・・

ええい、
よう解らん。

とりあえず一番短い「パソナ」行っとけ!



言の葉の力

心憎い説明書き

料理に疎いオオカミにとってこうした「そもそも何が入っているのか?」「わかんねえ奴はどれ食っとけばいいのか?」を端的に示してくれるとめっぽう助かる。

しかもハングリータイガー大阪さんはよく心得ておられる。
どうせ詳しく書いてもオオカミは全部読めない・わかんねえってことを。

ペスカトーレ 創業当時は「エビ・イカ・カイ」の愛称で・・・

「・・・」という行間で突き放しつつそれ以上は無駄だと悟らせようとする姿勢は好感が持てる。
この場合、
オオカミが漂着するのは最もいろいろなものがはいっていそうな「パンナ」になる。
なんたって唯一の三行ボリューミー解説だ。
「仔牛ひき肉」が不味かろうはずがない。



滋味たっぷりのパスタ達


パンナにしてよかったぜ。
色とりどりな具材とともにパスタが派遣されてきた。
基本何食ってんだかわからない俺だけど、まあ美味いってのはわかる。
魚と肉がバチバチ火花を散らしてタップダンスを踊っている感触が口の中で広がってるよ。

ああ、そうそう。
オフィシャルでは11時半からランチスタートだけど、
11時23分ぐらいに立ちんぼしてたらお姉さんが憐憫の眼差しで入れてくれたよ。


昨今じゃあこうした嬉しい掟破りは珍しいねえ。


ドリンク一杯テイクアウトという痛し痒し

ハングリータイガーさんでは原則としてランチタイムの店内ドリンクは無いようだ。
その代わり退店時にアイスコーヒーかアップルジュースのどちらか一杯を持ち帰りできる。
これを潤いと採るかゴミ捨てをうざいと採るかで人間の器が測れようというもの。
最近じゃあ都会のど真ん中でプラスチック容器一つ捨てるのも骨がオレオレだかんね。
まあ紅茶がないのがまことにもって遺憾ではあるが、ここはアップルジュースをもらって帰路に就くとしよう。




コロナでよくわかんなくなった飲食店

ハングリータイガー大阪 軒先 本町と肥後橋の中間ぐらい?

この店はあったかねえ?
前からあったかなあ??
あったんじゃないかなあ???

4年ばかしこの界隈に来ていなかったから何がなんだかよくわかんない。

そもそもココドコだよっていう所にある。
本町だけどもはや辺境であり、どちらかと言えば肥後橋なんじゃないかという立地だ。
だけど11時半スタートで、12時前にはすでにほぼ満席になっていたから相当に人気があるようだ。

次はペスカトーレ・バジリコにしようかな。
「女性に大人気・・・・・・」と書かれると、逆に女もすなるなんとやらの法則で食いたくなっちまう。
だけどダニエルってのも「ハングリータイガー名物・・・・・・」と書いてあるのを見ると食いたくなっちまう。
こりゃあもうハングリータイガーさんの術中にはまってるねえ。



レトリックを学びにまたこようっと・・・・・・

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