見出し画像

宇都宮餃子!肉汁だけじゃない!家族愛もあふれてるんだぜ!

ぼくは餃子が好きだ。対面の仕事がある日には控えつつ、それでも週に1回は食べている。我がムスメ&ムスコも餃子は大好きだ。今日は宇都宮に出張してきたので餃子のことを書こうと思ってはいるんだけど、同時に禁断症状でブルブルふるえてくるんじゃないかと心配しちゃうくらいだ。

もとはと言えば7年前にさかのぼる。ぼくはその宇都宮市に住んでいたのであった。宇都宮市は餃子の街として有名だ。知ってるよね?知ってるよね?

新幹線の駅をおりると改札をでるまえに餃子のおみやげコーナーがあり、改札を出た瞬間に目の前に2軒。そしてエスカレーターをおりるとさらに数軒あらわれる。訪れるひとは決して餃子から逃げることができない布陣がしかれているのである。

働いていた時は、仕事帰りに飲みに行くと〆は水餃子。ぼくはひとりでも水餃子を食べてから帰る。ラーメン屋くらい遅くまで営業しているお店が多くて、ありがたい存在なんだよね。同僚はみんなお気に入りのお店があって、しかもビジネスマンなのでTPOに合わせたお店のラインナップを持っていたな…

こうしてぼくは餃子の世界の住人となったのだった。


話を戻そう。

ちょうど先週、出張があって宇都宮に行くことがあったので、ぼくは久しぶりに入国した。そしていきつけの餃子屋さんに行ってきたんだけど、相変わらずおいしくてびっくりした。

年をとると、味覚が変わったりして以前食べていたものが口に合わなくなる現象がおこることもあるけれど、餃子は変わらずドストライクである。

そういう食べ物に出会えると幸せだよね。

ちなみに今回のお店は『宇都宮餃子館』さん。宇都宮では街中でよく見かけるチェーン展開をしているお店だ。

知り合いを連れていくと「チェーン店じゃなくておいしい個人店にいきたい」とか言われるので、飛び蹴りいれたろかってイライラしちゃうくらい、ぼくは宇都宮餃子館を愛している。まじだぜ。

消費者に愛されているからチェーン展開できるんだってば。

宇都宮市の餃子屋さんはわりと個性がある。焼き餃子一本のところもあるし、水餃子がウリのお店もある。大きさがウリのお店もある。選ぶのが楽しく、住んでいても決して餃子に飽きることがないのは、あふれる個性の影響だとぼくは思っている。

宇都宮餃子館さんは餃子の種類が多いことで有名だ。しそ、にら、チーズ、にんにく、水餃子に揚げ餃子など選択肢がとにかく多いのである。家族といくときにはムスメがよろこんでくれたものだった。

おまけにテイクアウトもやっているので、仕事帰りに買えるのもポイントが高い。ムスメはお肉餃子が好きだったかな。

観光客が近くの席に座ることがあると、わいわい選んでいる声が聞こえてくる。ぼくはそれを聞くのも好きだった。逆に、種類の多さから「餃子として邪道じゃない?」という声が聞こえてくるときには店員さん以上に心を痛めたものだ。

スタッフさんに変わって言わせて欲しい。餃子の種類が多いのにはワケがあるんだぜ。

宇都宮餃子館さんはもともとはそんなに種類が多くなかったのよ。創業者のムスメさんが当時小学生だったときに夏休みの自由研究で工場見学に来たことが運命を変えた。

ムスメさんは工場見学のあと、じぶんが食べてみたい夢の餃子のアイディアを絵に描いたという。創業者はその絵にチーズとかソーセージとか描いてあるのを見つけてムスメを喜ばせたいと考え、メニューに追加した。

あの餃子はムスメさんが描いた夢の餃子たちなのだ!
肉汁だけでなく家族の愛もあふれているのであーる。

餃子の街の住人はそんなことも知っている。住んでいるうちに仲間が教えてくれた。住人たちは味はもちろん、創業者の想いに共感してお店を選んでいるんやなって思った。たしかに、宇都宮餃子館さんには家族連れも多い。

あの街で好きな餃子屋さんの話をすると、味だけでなく店のポリシーやオーナーの人柄が話題になることも多い。好きな餃子店を語る=そのコミュニティに所属している、という感覚なのである。

観光客のひとたちには分からないかもしれないけど、住人たちはそうやって餃子と一緒に生きているんだ。おもしろくない?

(やばい、腹が減ってきたのでそろそろまとめたい)

とにかく久しぶりの宇都宮は最高だった。ぼくの餃子への熱い気持ちもよみがえらせてくれた。

今度宇都宮に行くときは家族を連れていこう。チーズ餃子を食べながらムスメが小さいころ大好きだった餃子の話をしようと思う。

それでは今回も読んで下さりありがとうございました!


頂いたサポートは、次に記事を書く時のアイス代にしたいと思います!