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コミュニティと深くつながる『コミュニティ・デイ』をやっていくぞという話

オンラインが中心の生活になって、誰かと半日くらいじっくり向き合う、同じ体験をするということが減ってきているように思います。ほら、PCの前にずっと座っていると体が痛くなるし、目も疲れます。会議だと2時間が限界かな…みたいな感じでオンライン参加の限界値を自分で自覚している人もいるかもしれませんね。

そんな状況下ですが、僕の所属するコミュニティ『コルクラボ』ではコミュニティと深くつながる一日をテーマに『コミュニティ・デイ』という半日単位のオンラインイベントに挑戦しています。これが楽しくて好評(だと思っている笑)なのですが、次回のイベントも決まり、なんかワクワクしてきたのでそのことを書こうと思います。

コミュニティ・デイのはじまり

イベントを始めることになったきっかけはコロナ禍でのコミュニティ内イベントの変化にあります。以前は割と大人数のリアルイベントがあってディスカションや懇親会をきっかけに新しい出会いやつながりが濃くなっているのが感じられました。

・月に2回、リアル&オンラインの定例会(80~100人が参加)

・年に2回、リアルの合宿(50~80人が参加)

・年に1回、リアルの文化祭(80人くらいが参加)

・月に数回、リアルかオンラインのイベント(10~30人)

ところがコロナ禍になって、オンライン化が一気に進み、イベントの回数は増えたものの趣味軸の少人数のイベントがメインになってきたんですよね。

・月に2回、オンラインの定例会(50~人が参加。最近参加者減ってる…)

・年に2回、オンラインの合宿(50~人が参加)

・年に1回、オンラインの文化祭(80人くらいが参加)

・月に数回、オンラインのイベント(5~15人)

今はリアルに大人数が集まるような合宿ができなくなってしまったので、少人数イベントが主になっていますが、なんとなく参加者の名前と顔がわかるくらいで知らない人もそこそこいるような、30人規模のイベントがなくなってしまったんですよね…。

まぁ少人数イベントは趣味軸で集まることが多いので仲良くなりやすいのですが、メンバーが固定化しやすかったり、新しいつながりに発展する動きが弱くなっているなと感じるんです。

そこで、3ヶ月に1回の頻度で30人規模のメンバーが半日過ごせるようなオンラインイベントを持ちたいと、相談してできたのがコミュニティデイです。

コミュニティ・デイの特徴

オンラインイベントは参加可能人数を増やしただけでは他のイベントと変わらないんじゃないの?という声もありそうなので、このイベントならではの特徴をあげてみます。

・定例会では扱わない題材を扱う

本質観取、小説を書く、マンガを描く、と普段の2.5時間の定例会では扱わない&扱えないテーマを選んで、ワークショップをがっつり!というのがメインコンテンツになるように設定。(この1つのテーマで5時間とかやってます)これくらいの時間を一緒に過ごすと仲間との距離も深まりますね。

・顔出しマストのワークショップ

普段はカメラオフでも参加できるイベントがほとんどですが、この日はカメラオンで参加出来る人を参加条件にしているイベントにしています。賛否両論ありますが、ワークショップの効果を最大限引き出すためにみんなで顔出しデイにしようとしています。

・特別ゲストを依頼

各回のテーマに合わせてワークショップをして頂くゲストを依頼。漫画家こしのりょう先生、苫野一徳先生、山田ズーニー先生、といった超ステキな方たちにイベントの目的に共感頂いてゲストに来ていただいてます。

・手ざわり感を演出

顔出し参加のイベントもそうですが、この日は手ざわり感も大事にしています。漫画家こしのりょうさんのワークショップは実際に描くためのグッズ(ペン・原稿用紙)を参加者に送ってみんなで漫画家気分を味わいました。また、当日イベントに参加できない仲間もいるので、メンバー(温泉ソムリエ)オススメの入浴剤やご当地お菓子、春の香りのタブレットを入れた『コミュニティデイセット』もつくったり。一日のどこかでコルクラボとのつながりを感じてもらえるように準備をしていきました。

コミュニティデイをやってみて

当日は想像以上の盛りあがりが。これはゲストの方々のファシリテーションのすばらしさ、メンバーの前向きな気持ちが混ざり合ったからだと思うのですが、もう何回も笑ったり泣いたり、胸が熱くなりました。

オンラインだけど確かに目の前に仲間がいて、自分はひとりじゃないなと感じるんですよね。リアルならハグしまくって、ご飯食べに行って終電ギリギリで帰るんだろうな…くらいの感情。具体的に言語化するにはスキルと僕自身の発酵が必要で書ききれないので、代わりにメンバーのツイートを貼っておきます。

最近、身のまわりで『ながら参加』するものが増えていて、それらは効率が良いように思えるのですが、人間関係は『ながら参加』では深まるのに時間がかかるのだと感じます。

オンラインだけど、集中して没入する。強制されるわけではなく、つい没入してしまうようなコンテンツ設計。これがうまくできるようになりたいなと思います。

今回は以上です。

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