【高給?レアバイト?】住宅展示場バイト ド正直体験談
こんにちは!都内女子大生のかわはぎというものです。今回は、住宅展示場の受付バイトの体験談と、そのメリット・デメリットを私の実体験に基づいて、感じたままを何の忖度もなしに紹介していきたいと思います!
「始めたいけど情報が少なくて怖い…」「実際受付って何するの?」という皆さんは、ぜひご一読ください。
業務に就くまで
ここでは、実際に住宅展示場バイトで業務につくまでの流れを書いていきたいと思います。まず前提として知っておいていただきたいのが、筆者は、都内某派遣会社に所属→各地の住宅展示場に派遣という形で働いていました。なので、業務内容等は派遣会社や派遣先のハウスメーカーによってある程度の差異があると思います。そこはご了承ください。
・研修
住宅展示場に派遣される前に、わりとがっつりの研修が行われます。なぜなら、受付としてモデルハウスの前に立つということは、その会社の顔になることと言っても過言ではないからです。
実際、モデルハウスの前に立っていると、その会社の家づくりに関する様々な質問をされます。正直「バイトだからそんなこと知らねぇよ…」という気持ちにはなるのですが、聞かれるたびにいちいち社員さんのいる事務所までダッシュしていたら体力が持ちませんし、何よりお客さんに失礼です。そういった質問への対応や呼び込みに活かすために、自分が派遣される予定のハウスメーカーさんについてお勉強をします。
それから、呼び込みのための発声練習的なこともさせられます。まあこれは普通にやってれば怒られることもないので大丈夫です。ただ、実際に業務に就くと意外と声が出なかったり、お決まりの呼び込みのセリフが出てこなかったりするので、ある程度の練習はした方がいいです。
・シフト
シフトは確か1か月ごとに提出していた気がします。その月一つも出さなくても全然オッケーで、自分の予定に合わせて入れるのもこのバイトの魅力の一つですね。
シフトを入れたところに派遣会社が家の近くの住宅展示場を宛がってくれるので、そこで初めて出勤場所が決まります。
当日の業務
研修を受け、出勤場所が決まればいよいよ業務開始です。服装は一応指定があって、白い襟付きのブラウスにひざ下のスカートかズボンみたいなオフィスカジュアルにパンプスという格好で勤務していました。これについては会社やメーカによっても異なるので要確認です。
・出勤
このバイトをする際に覚悟しておいてほしいのが、派遣会社とのやり取りの多さです。まず家を出るタイミングでメールを打ち、住宅展示場に着いたら電話をかけ、業務が終了したあとも電話をかけます。慣れるまではこれがだるい。
出勤のメールと電話を終えたら、地図を見て自分が担当するメーカーのモデルハウスまで行き、インターホンを押して社員の方に挨拶をします。これは私の所感なのですが、第一印象めっちゃ大事。営業さんとしては、やはり自社の家の前に立つ受付係はかわいらしく元気のある人がいいんですよね。社員さんたちは、短くて丸1日、ご縁があれば何度も一緒にお仕事をする方々なので、私は会った瞬間からめちゃくちゃ元気にぶりっこしてました。営業さんにかわいがってもらった方が仕事が圧倒的にやりやすいので、ここは1日の中で最も重要な瞬間と言ってもいいです。
社員の方々との挨拶を終えたら、だいたいそのモデルハウスのコーディネーターの方がその家の説明やその日やるべき仕事を教えてくれます。やるべき仕事、と言ってもそんなに多くなく、難しいものもないです。
・呼び込み
「展示場受付」という名前のバイトですが、その業務内容のほとんどが呼び込み。研修の時に習った呼び込みのセリフや、社員の方に教えてもらったその家のアピールポイント(同じメーカーでも、展示場によってモデルハウスのタイプが違うことが多い)をひたすら叫んでお客さんに興味を持ってもらうよう頑張ります。
頑張りはするんですけど、家を買うのってスーパーの買い物とは違うので、簡単には入ってきてくれません。でも気にする必要はありません。わざわざ長々と営業されに入っていくのがモデルハウスなので、あなたの呼び込み力でどうこうなるものでもないです。もちろんモデルハウスの前に人が立っている方が親しみやすい・入りやすいというのはあるみたいで、とりあえずニコニコしておくことは大事です。
・受付
一応受付もします。お客さんがモデルハウスに入っていただけるということになった時、社員の方が準備できるまでアンケートを書いていただいたり、少しこのモデルハウスについての豆知識的なところをお話したりします。
・掃除、整頓
家の前をきれいに保ったり、お客さんの靴やスリッパを整頓するのもバイトの仕事です。あと花の水やり。
・退勤
退勤時間になったら事務所に戻り、成果シートみたいなものを書いて社員さんに挨拶したら業務は終了です。モデルハウスを出たあとに退勤確認の電話を掛けることも忘れてはいけません。
業務内容は意外と簡単だし量も少ないですよね?楽そう!と思ったそこのあなた。高給バイトなめんな。このバイトの本当の辛さはこの後のデメリットで紹介していきます。
住宅展示場バイトのメリット
デメリットはとりあえず置いといて、まずはこのバイトのいいところから紹介していきます。
・シフトの融通が利く
まず一つ目のメリットは、シフトを入れる日が自由だということです。派遣ならではですね。何か月も入らずにいて、ある日突然シフトに入るなんてことも許されます。ドタキャンはさけたほうがいいけど、派遣会社に連絡すれば当日欠席しても代わりの人を送ってくれます。
・シンプルに給料が高い
時給1500円前後です。しかもだいたい丸1日、6~7時間ぐらいの業務なので、割と稼げる。
・暇
私は郊外に住んでいるので派遣される展示場もその周辺なんですけど、まっっったく人が来ません。多くのお客さんをさばいたりするの嫌いな人はいいんじゃないかな。ただ、都市部在住の方は人がたくさん来る展示場に当たることが多くなるかもしれません。
・就職活動に役立つ
ハウスメーカーに就職したいと考えている人にはこのバイトめちゃくちゃおすすめです。OB訪問なんかよりも、全然リアルでありのままの営業の方々の業務の様子を見ることが出来ます。また、そこの社員の方々が気さくな人であれば、就活エピソードや他社との違い、ハウスメーカーのぶっちゃけ話などを雑談の中から聞くことが出来ます。さらに、このバイト経験自体が強めの志望動機に繋がると思います。
・無駄にハウスメーカーの知識が付く
上で述べたとおり、研修でメーカーの勉強をさせられるので、無駄に知識が付きます。人によっては複数のハウスメーカーを掛け持ちしたりするので、色々な家に詳しくなります。ここのメーカーは鉄骨に強くて、ここは全館空調に強くて…みたいな。勉強したことをお客さんに聞かれたときは、「ここ進○ゼミで習ったところだぁ!」みたいな妙な高揚感がありました。
住宅展示場バイトのデメリット
これは参考程度にお願いします…。だってほら、感じる辛さの度合いって人にもよるし(保身)。
・社員さんと合わないと辛い
毎回勤務地が変わるので、もちろん一緒に働く社員の方々もそのたびに違います。とても気さくで優しく、良くしてくれるところもあれば、私たち派遣をいない人扱いするようなちょっとひどめの態度をとってくるところもあります。私は割と図太いので特に気になりませんでしたが、モデルハウスの事務所って狭いので、そういう空気に耐えられない人はきついと思います。
・気候にものすごく左右される
夏と冬が最悪です。一回、40度近く気温が上がった時にこのバイトをやったことがあるのですが、マジでつらいです。炎天下でずっと立っていなければならないから日傘は必須だし、冬はめちゃくちゃ寒いです。
・土日しか入れない
このバイト、お給料はいいのですが、基本的に人が来やすい土日祝日しかシフトに入れません。まあ、大学生はその方が都合がいいかもしれませんね。
・暇
私がこのバイトを辞めた理由はこれです。おいおいお前それメリットの方にも書いてたじゃねえかよと突っ込まれそうですが、これがとてもいいと思う人もいれば、耐えがたい苦痛だと感じる人もいると思います。上記で述べたように、そもそも私たちがやるべき仕事ってそんなに多くなくて、お客さんが来なければひたすらニコニコとモデルハウスの前に立っていることになります。話相手もいない、前を通るお客さんもいない…。本当に空いていた時は、前に建ってるモデルハウスをひたすら眺め続ける6時間を過ごしました。
このバイトをしてつくづく感じたのが、暇って本当につらいということ。何もしないまま立ち尽くして数時間を過ごすのは、私にとっては拷問のようでした…。
まとめ
長くなってしまいましたが、以上が私が体験した住宅展示場の受付バイトのリアルです。メリットもデメリットもいろいろ書いてきましたが、このバイトは給料が良く、辞める時も電話一本でスッとやめることが出来るので、気になる方は一度やってみてもいいかもしれません。
私は暇すぎて辞めるという最悪な理由で離脱しましたが、派遣先で出会った人の中には「これが天職だ」とまで言ってる人もいたので、合う合わないの差があるバイトなんだと思います。元気に声出しさえできれば始められる高給レアバイトなので、皆さんも是非一度経験してみてはいかがでしょうか。
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