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「怒り」の原動力。

この人、活動的だな!って思う人って、
「怒り」を原動力にしてる人が多い。

中でもクリエイターは多いかんじがします。
エッセイ作家なんて、特に、特に。

家庭環境がよくなかったり、
こどもの頃の無力さだったり、
社会への恨みだったり、

そんな感情から、蓄電されるエネルギー。

「悪い」ものじゃない。
自然のもの。

私も、ちょっと前まで、「怒り」を原動力に活動していました。

この感情がなくなったら、動けなくなるんじゃないかって、
手放しちゃいけないって、握りしめていました。

だけど、

「怒り」のままに、やりたいことをやっているうちに、
自分とは違う原動力で動いてる人たちに出会いました。

ただ、シンプルに「楽しさ」を原動力にしてる人。

「怒り」のエネルギーを持った人より、いきおいはちょっと足りない。
激しさも感じない。

例えるなら、「楽しさ」の原動力は、天気の良い日の川の流れみたい。
穏やかで、軽やかで、途切れない。

怒りのエネルギーはというと、、濁流に似てる。
激しくて勢いはいいけど、ずっと続けたら、土はすり減り、水は濁ってしまう。

どっちがいい、悪いじゃない。

だけど、「怒り」を原動力にしてる限り、
私の中で、「幸せになってはいけない」っていう思いが、ちょいちょい顔を出していました。

だからといって、目の前のイライラする気持ちを無視して、無理に怒りを放棄しても、余計に、怒りは込み上げていく。

目の前の感情に真っ直ぐに答えて、やりたいことをやり続けていたから、
自然と「もういいや」と思えるときが来るのだと思います。

怒りは手放すこともできる。

でも、執着し続けたら、ずっと離れないものでもある。

自分で、選べる。

私は、もう十分、「怒り」と付き合ったし、飽きちゃったから、
今度は、「楽しさ」を原動力にしてみたい。


最近は、そっちの方向にシフトしてるんだけど、
たしかに、前よりやる気がなくなってしまった。

元彼(怒りエネルギー)がちょっと懐かしい感じがします。
あいつは、焦らせるのが得意でした。
足りない部分を、早く埋めなきゃって、つっついてくる。

離れた今は、焦りが減ってしまいました。

だからもう本当に、やりたいことしか動けない。

誰かや、何かのためじゃなくて、「自分のために」がないと動けない

「怒り」は、外(他)への感情。
「楽しさ」は、内(自分)への感情。

内へ。内へ。

自分に向かってまっすぐに満たそうとすると、
焦りや激しさなんていらないのかもしれない。

周りから見たら、あいつズボラ感が増してんなって、
思われてるかもしれないけど、、。

川口真目(@kawaguchi_masami



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