マガジンのカバー画像

広報 かわごえ環境ネット 2023年1・2月号 No.189

12
PDFファイル版は、かわごえ環境ネットホームページでもご覧いただけます。 https://kawagoekankyo.net/news/003307.html 埼玉県川越市の環境…
運営しているクリエイター

#コラム

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(22)農からはじまる暮らしの循環 都市の循環

お米づくり、野菜づくりの楽しみと喜び 環境にも人にもやさしいお米づくり、野菜づくりを始めて3年になりました。太陽と雨と大地の恵みで育った野菜で食卓が彩られ、コミュニティの最小単位である家族の食を支え、家族や友人に自分が育てたものを食べてもらえることは暮らしの大きな喜びになります。また、食の自給率が高まっていくことも楽しみのひとつで、地産地消にもつながります。サステナブルな社会を描いていくために、まずは自分できることから、身近な生活スタイルを見直し、改善していこうと、そのような

【自然環境部会コラム】自然を訪ねて(7)自然環境保全のために生物多様性有機農法をめざそう!

今、農業が環境破壊を起こしています! 「亜酸化窒素(N₂O)」は、二酸化炭素(CO₂)の実に300倍を超える温室効果をもたらすと言われており、このことは大きく農業に由来しています。  図-1 は、亜酸化窒素の人為的な発生の内訳で、農業による発生量が実に全体の59%で最大を占めており、化学肥料によるものが約32.0%(図-2)と報告されています[1]。  この膨大な量の亜酸化窒素の発生源は、農業活動において大量に使われる化学肥料のアンモニアに由来するもので、その使用過多が大