レビュー：ペスカドーラ町田 vs フウガドールすみだ　2021.10.22 ＠墨田区総合体育館

前節は中断明けのボアルース長野戦も6-0で勝利。チームの今季初の連勝を飾った。ヴィニシウスのスーパーゴールや毛利の復帰後のゴール。雲切のFリーグ初ゴール。髙橋２得点などファンには嬉しいトピックスが詰まった試合で勝ち点と若手の育成を両方とも持ち帰ってきたアウェーゲームだった。フウガドールすみだは中断明け１勝１分と好調なチーム。上位対決の東京ダービーである。

スタメン
ペスカドーラ町田
GK イゴール #1
FP 毛利　元亮 #18　
FP 雲切　啓太 #19
FP 甲斐　稜人 #20
FP 福田　亮　 #27

試合前 5位　勝ち点13　4勝2敗1分
イゴール #1がスタメンに戻ってきた　金山、中村が欠場。

フウガドールすみだ
GK 石黒　紘久 #23
FP 諸江　剣語 #4
FP 岡村　康平 #5
FP 宮崎　暁　 #6
FP 荒牧　太郎 #66

試合前位4　勝ち点14　4勝3敗2分

新セットのスタメン
GKは戻ってきたイゴール、フィクソが雲切でのスタートは初めて。右のアラに甲斐、左に福田、ピヴォが毛利。FPの4人中３人が20才。それでいて、いつも通りに先制点を取るあたりが選手層の厚さを物語っている。(ペスカドーラ町田は８試合中６試合は５分以内に得点しており、全て先制点）。左サイドでキープした毛利→福田がワンタッチで落とす→毛利がシュート。あっという間の先制点。15’21の追加点も本石が左サイド深くまで侵入して中央の倉科がダイレクトでゴールに流し込む（倉科は開幕戦依頼2点目）。選手間の連携が取れて、上手くシュートまでいけるシーンがいくつかあった。
残念だったのは1ピリオドがうまくクローズできなかったこと。16’57にフウガドールすみだの岡村にゴールを許す。実は第1ピリオド最後の5分（15:01-20:00）で失点したのはこの試合が初めて。2ピリオドが難しくなったることの前触れだったかもしれない。

２ndピリオドで流れが変わる
2ndピリオド最初に得点をしたのはまたしてもペスカドーラ町田。24’44 伊藤が自陣から中央をドリブルで運んで自らシュート、すみだのGK石黒がセーブするが山中が詰めてゴール。山中は嬉しいFリーグ初ゴール。ここで再び2点差になるが、ここからすみだの逆襲が始まる。29’26 31’02 35’52と連続で失点（下のグラフで言うと赤いグラフの時間帯に1失点ずつしている）。全て、サイドの深い位置でタメを作られ中央の選手がゴールに流し込む。使われるサイドは異なるが、崩し方は3つとも同じ形だった。すみだのペースで進んでいる時間に流れを変えるシュートやゴールなどがペスカドーラには無かった。そのため、一番点が入る35:01-40:00も無得点で終わってしまった。すみだは対パワープレーのディフェンスに自信を持っており、上手く時間を使わせられタイムアップを迎えた。

試合の流れ
試合の入りは完璧だった。先制点、更に追加点を奪い。ペスカドーラ町田の攻撃力を遺憾なく発揮した。2ndピリオドに3点目を取った時は「すみだが4点を取るのは難しく、これで勝負あったか！？」とも思った。誤算があるとすれば、1stピリオドの2-0から2-1。2ndピリオドの中盤3-1から3-2と２点差を付けている時間が短かかったこと。この時間が短ったため、すみだも「１点取れば…」というメンタルになれた。１点差になってからはすみだのペースになってしまい。同点逆転と試合をひっくり返されてしまった。相手の時間になってしまうことはどの試合でも起こり得ることで「そこを耐えるのか？もしくは逆に点を獲りにいくのか？」ここをはっきりさせてプレーをすれば後半の失点場面が減るだろう。こういう時はベテランの経験値がとても重要になる。

まとめ
・シュートの数が少なかった17本は今季ワースト（2ndピリオドでは7本しか打っていない。すみだは合計で28本。特に2ndピリオドはペスカドーラの倍の14本打ってる。）

・セットプレーでの得点、失点が0。シュライカー大阪戦以来2回目
・毛利は中断明けから2戦連発。チーム内得点王に
・本石も長野戦での髙橋のゴールに続き、倉科のゴールをアシスト
・いつもチームで一番シュートを打っているヴィニシウスがこの試合は1本のみ


次回予告
10月30日、アウェーで現在首位の湘南ベルマーレ戦です。境川決戦と言われていますが、「境川」がどこにあるのかわかりません！負けてしまうとズルズル順位が下がってしまいます。ここは勝ち点3を獲りにいくしかありません。アウェーでの現地、もしくはABEMATVにて応援しましょう！

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
ペスカドーラ町田、頑張れ！！