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ペスカドーラ町田:中断前6試合のセットプレーで得点、失点

皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
ワールドカップがポルトガルの優勝で終わりました。毎晩熱い戦いを観戦することができ、フットサルファンとしては幸せな1ヶ月間でした。ノックアウトラウンドでは日本が世界の壁にブチ当たり、世界のフットサルを魅せつけられました!次のワールドカップまで3年後。Fリーグで選手達が躍動し、フットサル日本代表がさらに強くなってくれれば嬉しい限りです。

今回はFリーグ再開することもあり、ペスカドーラ町田の中断前6試合のセットプレーでの得点、失点についてまとめてみました。
コートがサッカーのピッチより狭いフットサルはスローインではなくキックインでリスタートされます。また、オフサイドがないため相手の最終ラインに神経を使うことなく、ポジションを構え、自分のタイミングでゴール前へ侵入することが出来ます。そのため相手陣地でのセットプレーからゴールが生まれる確率が高く、その再現性も高いです。今回はハーフコートを4つのエリア(①②③④)に分けて、どのエリアからのリスタートから得点、失点が生まれたかを調べてみました。

スクリーンショット (47)

得点
セットプレーからの得点は6得点(全19得点) 31.5%
・②ヴィニシウス直接(vs北海道)
・①コーナー 毛利→ヴィニシウス(vs北海道)
・②キックイン 甲斐→毛利(vs横浜)
・②コーナー直接 ヴィニシウス(vs大分)
・④キックイン 中村→金山(vs大分)
・④フリーキック ヴィニシウス→毛利(vs北九州)

セットプレーからの得点比

・コーナーを含めたキックインからの得点が4点(うちコーナー直接が1点)
・フリーキックからの得点が2点(うち直接が1点)
※フリーキック、コーナーキック直接どちらもヴィニシウスのゴールです

ゴールに近い①②は得点率が高い(6点中4点)。
セットプレーでは6得点中5得点が右サイド、さらに3得点は②の右サイドの深い位置から得点が生まれています。
やはり右利きの選手が多いため、右サイドからのボールを右足で合わせるパターンが多いです。そして、フリーキックのキッカーをヴィニシウスが務めることが多いので、直接、間接ともにヴィニシウスはセットプレーで得点に絡む機会が多いのです。さらに毛利もセットプレーでの2得点1アシストと得点の半分に絡んでいます。ですので、右サイドでどんどん仕掛けてキックインorコーナーを獲り、そこでデザインしたセットプレーで得点。というプレーの選択も十分アリなのではないでしょうか?

[まとめ]
右サイドとくに深い位置(②)からのセットプレーヴィニシウスと毛利を見逃すな!


失点
セットプレーからの失点は5失点(全20失点) 25%
・②コーナー 合わせられる(vs立川)
・②フリキック ファーに合わせられる(vs北海道)
・②コーナー 下げてミドルシュート(vs北海道)
・敵陣深い位置からゴレイロが受けてロングシュート(PP返し)(vs北海道)
・③キックイン→チョンドン→ファー詰め(vs大分)

セットプレーからの失点比

5失点のうち3失点は②位置からのコーナーもしくはフリーキック。
しかし全5失点のうち3失点は第2節の北海道戦。その後の4試合では大分戦で1失点のみなので、セットプレーでの守備の対策は行われていると思います。また、直接フリーキックからの失点はないのでこれはゴレイロとディフェンスが連携して守れている為だと思われます。

[まとめ]
  
やはり②の位置からのセットプレーが一番危険。

セットプレーからの得失点
セットプレーで得点、失点ともに全体の25~30%(約1/4)の得点が生まれています。特に右サイドのコーナーもしくは深い位置からのキックインはスコアが動く可能性が高いです。おそらく中断期間中にデザインされたサインプレーを練習し、いくつか用意していると思います。ワールドカップでもセットプレーでの得点が多かったので、直接ボレーシュートで叩き込める技術のある選手は今後得点のチャンスが増えるのではないでしょうか?

今回も読んでいただきまして、ありがとうございます。
中断期間を経ていよいよ今週末からFリーグDiv.1が再開されます。楽しみに待っていたファンも多いと思います。セットプレーに注目しつつ、熱い試合を是非ご観戦ください。
頑張れ、ペスカドーラ町田!!

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