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[中断期間] ペスカドーラ町田 ファール数、タイムアウトの使い方について

ピリオドが変わるとリセットされるもの、それがファール数です。
サッカーではファール数は特に重要ではありません。しかし、フットサルでは各ピリオドで6つ目以降のファールで第2PKを与えてしまい、失点の確率が高まります。
また、「試合の流れを変えたい」「このセットプレーで得点が欲しい」という場面で各チームピリオドごとのタイムアウトが使用できます。1分間ですが、チームの意思統一、場の空気を変える大切なカードです。

今回はペスカドーラ町田にとってのファール数が与える影響タイムアウトの使い方をまとめました。

試合ごとのファール数、失点数

「5ファールまでなら大丈夫」と考えがちですが、実はファールが重なっていることこそが既に問題が起きているとも言えます。「ファール数が多い=無理やり止めている」。これはチームとしてディフェンスが機能していないとも言えるのではないでしょうか?

1、2つ目のファールまでは強気で行く
シーズン序盤ほど失点が多い

ファール数が多いピリオドは失点数が多い傾向にあります。そして、ファール数を4つ犯したピリオドは必ず失点しており、むしろ「2失点していなければ良し」ぐらいです。ファール数が多いと言うことは第2PKを与えてしまうリスクがあると同時に、ディフェンスが後手にまわっているということの表れです。
逆に、ファール数が少ないということは「ディフェンスが上手くハマっている」ということもできます。わかりやすいのがすみだ戦のハーフタイム以前と以降です。ここ以降、全ピリオドで5ファールが溜まらなくなり、この試合以降負けなし。ファール数も最大で4つまでしかありません。

ファールが溜まると心理的負荷がかかり、ディフェンスが難しくなります。さらにチームが勝つためにはオフェンスファールにも注意することも大事です。ファール数が多いとディフェンスが機能せず、失点の可能性が高い。ファール数が3程度で収まっていると、失点が少なく、ディフェンが対応出来ていると言えます。

タイムアウトの使用時間帯とその使い方

タイムアウトの時間帯、どのタイミングで使用したかによって監督、チームの意図を読み取ることができます。また、タイムアウトによりどういう効果があったかを見てみます。

タイムアウトを使用しないピリオドもそこそこあります

1stピリオドのタイムアウト
開幕からの3試合(北海道戦、浦安戦、すみだ戦)はいずれも2失点目の直後に使用。ディフェンスの立て直しに使ったと思われます。5節大分戦、8節大阪戦ではいずれも0-0の同点の場面、終盤残り2分程度で攻撃やセットプレーの為に使用。湘南戦、横浜戦、北九州戦では使用していません。

タイムアウト後は失点1。得点の方が多い

ディフェンスを立て直すと同時にオフェンスも機能し得点する。または残り時間を確実に消化して失点をせずにハーフタイムを迎える。このような効果が出ています。タイムアウトを取っていない試合は想定通りに進んでいると言えます。

2ndピリオドのタイムアウト
2ndピリオドでのタイムアウトは全て残り時間5分を切り、ペスカドーラか相手チームのどちらかがパワープレーを仕掛けている時に使用しています(2試合はタイムアウト未使用)。

・自チームのPPでのオフェンスの確認(北海道戦、浦安戦、湘南戦)
・相手チームのPPでのディフェンスの確認(すみだ戦、横浜戦、大阪戦)
リードを守りきり、確実に勝ち点3を奪う為にタイムアウトを使用しているケースが多いです。

昨シーズンまではルイス監督だったので通訳が必要でした。1分間のタイムアウトで指示を伝えられたのは30秒未満だったと思います。今シーズンからは甲斐監督になり、日本語での指示の為、伝えられる質、量ともに昨年より上がっているはずです。
また、自チームがタイムアウトを取ることにより逆に相手チームもベンチに戻ることができ、監督の指示を聞くことや休息を取ることができます。試合の最終盤はタイムアウトを取らないことも戦術の一つかもしれません。

まとめ

4ファールの時点でチームのディフェンスは後手に回っていて、失点している。
すみだ戦の第2ピリオドからファール数が減り、勝ち点を奪えている
試合数が進むにつれて、チームでのディフェンスの取り決め、意思統一ができるようになり、ファール数が徐々にコントロールされるようになった。
ファール数、失点数が減るとタイムアウトを使用する回数は減る。
試合が想定通りに進んでいる時はタイムアウトは使用しない。
2ndピリオドのタイムアウト使用は全てパワープレー時。オフェンスパターンと試合の締め方の確認

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