FUKKO DESIGN火事部をはじめます。
火事になったらどんなことがおきるのか、想像してみたことありますか?その日、寝る場所がなくなり、ひょっとすると明日着る服も燃えてしまっているかもしれません。
ぼくが火事にあったのは2020年2月。最初の感情は「まさか」です。まさか自分の家が全焼するなんて思ってもいませんでした。そして押し寄せる怒涛の困難のなかで痛感したのは、情報のなさ、でした。だからこそ、自分の経験がいつか誰かの役にたつと信じて、火事の6日後から「家が火事になりました」というnoteを書きはじめたのです。
たくさん励ましの言葉をいただきましたが、それを上回る量で寄せられたのは、火事の当事者からのメッセージでした。火事の当日、燃えた家のまえで途方に暮れながらぼくのnoteを読んだという方もいましたし、10年間火事にあったことを隠してきたという方もいました。noteを最初に発信してから、すでに2年以上がすぎましたが、いまだにその記事は読まれつづけ、今も当事者の方からのメッセージをいただきます。
火事という災禍に見舞われた時に、なにか助けになることができないかとずっと考えてきました。2021年11月に火事経験者の村田正樹さんと下枝弘樹さんと食事をしたときに、火事を経験者同士だからこそ、話せること、分かり合えることがたくさんありました。その時に「一般社団法人カジ」ってあったらいいよね、って話がでて、村田さん下枝さんとめっちゃもりあがりました。
その後、FUKKO DESIGNの仲間たちと話し合い、火事からの復興をささえるプロジェクトをFUKKO DESIGNのなかにつくったらどうか、ということになり、「じゃあ火事部をつくろう」と思い立った次第です。
しかし具体的な活動として何を行うのか。火事の初期サポートみたいなこともできたらいいなと思っていますが、まだそこまでは手が及びません。
まずは火事にあった方たちの体験を、いつか誰かの役にたつように記事にまとめていきたいと思っています。
火事の当事者の方々、また火事部の活動のお手伝いをしたいという方、FUKKO DESIGNのHPの問い合わせフォームからご連絡ください。
※ボランティアでの活動なので、手が回らず、連絡が遅くなることもありますが、その点はご了承ください。
あなたからのサポート、すごくありがたいです。