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ピアノ初心者が自主コンサートを企画し、100日で1曲弾けるようになった話。②

お読みいただきありがとうございます。
11月25日に自主コンサート、無事に実施し当初のゴールである「アイのカタチを弾ききる」ことが出来ました。
この時までに起こったこと、そしてどんなことがあったかを綴っていきたいと思います。(前編は下記をお読みください。)


レッスンの日程が合わない、、、

11月の前半から発表当日までのレッスン日が合わず、困っていました。
特に10月31日時点で11月は2日と6日のみ決まっていて、以降の日が決まっておらず、25日までに間に合うのか本当に焦りました。正直、今のままだと自主練習でどうにかなるレベルでもない、このままだと間に合わないと思ったため、なんとかしてできる方法がないかいつもレッスンいただいている先生と改めて相談しました。
もともと、11月23日と24日はリハーサルのため本番の会場をおさえていたのですが、事前にお伝えしていたところ、先生から

「23日、祝日につき私はこの日1日オフなのですが本番のホールに練習同行できたらなと思いました。何時でも問題ありません。」

とのLINEをもらいました。(本当に助かった・・・)
当時を思うと日程調整に困っていた中、先生自体オフ日なのに会場まで来てご指導いただけること、本当にありがたかったです。嬉しさを感じつつも11月6日までに出た課題を自主練習で克服して23日に調整しましょうということで加速度を保ったまま練習することができました。

2日前に暗譜で弾くことを決意

この時点で正直、出来としては90点でした。パートごとは弾けるけど全ては弾けていない、そんな状態でした。リハーサル会場での先生との最終レッスンを終えたあと、どんなコンサートにしたいかを思いをめぐらせていた所、

「暗譜で弾いていた方がかっこいいな」

というのが自身の心に出てきました。そうです。最初は楽譜も置いて弾こうと思ってました。そこから暗譜で弾こうと思ったところと同時に、

「いやいや、暗譜で弾くこと自体リスクあるのでは?」や「間違った時に思い出せなくてあとで楽譜出すとかダサい」という

心のセルフトークが出てきました。正直、悩みましたが「自分の心に従う」ことを決めて、リスクを取って暗譜で弾き切ることを決断しました。
そこからは残りの期間をどう過ごすか、限りある中で最大に暗譜で弾ける方法を探したり、家での電子ピアノで練習を重ねていきました。

コンサート会場の方から無償で場所を貸してくれることに

23日に暗譜で弾くことを決意して次の日に朝9時からリハーサルを実施していました。この日はずっと暗譜で弾くことを練習して何度も何度も通しで練習していました。
その後、最終のリハーサルを終えて、コンサート会場の責任者さんと当日の打ち合わせを終えたあと、責任者さんから、

「明日の発表まで、以降の時間は料金取らないので何時でも練習しにきていいですよ。本番まで頑張りましょう!」

と言ってもらいました。実は、9月ピアノをすることを決めた際にゴールである「ピアノ初心者が11月25日に1曲弾ききる」ことを責任者の方に伝えておりまして、そこから仕上げてきたことに感動したとのことで、上記の言葉を言ってもらいました。(本当に感謝・・・!)

グランドピアノと電子ピアノだとタッチが異なるため、本番のピアノで練習しないとなかなか感覚を掴むことが出来ません。そこからお言葉に甘えて練習をさせていただき、16時半〜18時半まで練習していました。

本番当日!

本番は数名の方にご参加いただく中で、何とか弾くことが出来ました。
それがこちらです↓(10分近くあります。)

見ていただくとわかるのですが、緊張もあり何度か飛んでしまいました。飛んだ瞬間、音符も正確にわかっていないし、楽譜もないため、私の頭の中では「うわぁ、どうしよう」と混乱が起きて真っ白になっていました。(このとき思ったのは、白黒の鍵盤がある、どこ弾いたらいいの?という状態にまでなっていました。)
ただ、リカバリーは無意識で弾ける状態にはなっていたため、これまでの練習を信じて、わかる範囲の部分から辿ってリスタートする形で何とか続けることが出来ました。
そして、何とか弾くことが出来ました!

弾き切ったあとに思ったこと 天国と地獄とは

まず、3ヶ月前の私はピアノを弾くことすらできなかったです。(ドレミファソラシドが鍵盤のどこかわからないレベルでした。)そこから3ヶ月後に弾ききることが出来ました。思考が現実化したことに驚いています。
これをやる!と覚悟を決めて、周囲を巻き込み、歩みを止めずに出来たことは間違いなくコーチングマインドのおかげです。またピアノに触っていないと落ち着かない自分になれているのも大きな変化でした。
そして、レッスンの先生や会場の責任者の方のご厚意があって達成できた状態でした。自身の力のみで達成はしていないだろうし、様々な人の力を借りて達成する方がより大きな成功を掴めるなとも思いました。

一方で完成度としてはまだまだで、ゴール設定の際にどのレベルでと記載はしていなかったのですが、YouTuberが弾いている100万回再生と同じレベルを自身に求めていました。理由は単純で、そのレベルで弾きたいと思ったからです。
自身に置き換えてみると、弾き終わるまで100万回再生できる自分である過ごし方はできていませんでした。もしそこまで出来ていたら振る舞い、取り組む姿勢や態度も変わっていたなと思います。
またそんなレベルを自分に問うた中で、上記の自分の動画を見ているとその差分に対してショックな自分がいるのも事実です。

天国と地獄が入れ替わる、ジェットコースターのような3ヶ月でした。今はその差分は何なのか、どうしたら埋めることができるのか。今後はゴールを再設定して自分でも想像出来ない未来を掴んでいきます。


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