見出し画像

『A HAMLET』というまちのコト。

さて。

僕は生まれ〜て〜は〜じめ〜て、こんなにも長い時間、現場に関わらせてもらっているんだけど、日々、ホントにいろんな人が現場を遊びに来てくれたり、作業を手伝いに来てくれたり、写真を撮りに来てくれたり、夜飲みに来てくれたり、僕らの様子を見に来てくれたり、しに来てくれているんだな。

ここの現場は、独特の空気が流れている。うん、他の現場知らんねんけどな。

でも、僕も不動産業という職業柄、ちょろちょろ現場を覗かせてもらう機会があった。おそらく、一般の人よりはね。

でも、僕は今まで、こういう現場を見たコトがない。

僕が、亀岡に単身赴任で現場労働しに来た理由の数ある中のひとつの理由はこれだ。

彼らと寝食を共にし、より高い解像度で、体感したかった。

僕は以前、現場って、単に工事現場を指しているんじゃない。これから何かが起こるという意味での現場を指しているって書いたコトがある。

ここに来て、半月が経って、思うコトがあるんだな。

ここには、現場の意味がもうひとつあるなと。

変な言い方かもしれないけれど、ここは、人が生きている現場なんだなって。まぁ、当たり前のコトなんだけどさ。

年齢も職能も立場も性別も越えた、いや、すべてを超越したフラットな関係で、各々が自分にできる最大限のコトを懸命にやり、各々が今をより良くするために思考を巡らせ、時にみんなでアイデアを出し合い、時にフザけ笑い合い、時に真剣に向き合い語り合い、人が日々、成長し、育まれるところ。

そう、人が生きている現場。

わかるかな?工事をしている時間だけが現場じゃないんだな。

ここで生きているすべての瞬間が現場なんだ。

今の自分の価値観、生き方、人生に疑問を抱いている人なんかは、ぜひ来てみてほしいな。ここに、どっぷり浸かりに来てほしい。

もちろん、そもそも、自分の伸び代をまだまだ信じている人や、そもそも、そういうモノ?そういう場所?そういう価値観?を求めていたけど、そういう場所、機会、環境がなかったって人もいるだろう。だとしたら、早く見つけて、早くおいでよ。

そして、もし、もし、もしだよ。あなたがこのまちに何かを感じて、ここに来てくれたとして、こういう価値基準のまち、こういう生き方もあるんだってコトを知ってくれてたとしたら、うれしいな。

ここに来る時はぜひ、ここに来た時に僕がそうしたように、昨日までの自分は一旦脱ぎ捨てて、ピュアな状態で来てほしいな。

まずは、自分自身が受け入れられる状態にないと目に写る景色は変わらないだろうから。

その先に、その後も、そういう暮らしを望む人たちには、ぜひ入居してほしいんだ。

そして、あなたが、少し先の未来、もし、ここで住んだり、仕事をしてくれていたとしてさ、あなたがここで過ごしている日常の間、数ヶ月ごとに、2ヶ月ほど、工事部隊のキャラバンがまちにやってきて、ここで寝食を共にし、工事をし、日々、宴を繰り返す。その時、あなたは空いた時間だけでいい、そこに参加するのさ。

ただ、それだけの充実した日々。

僕らはお金があるから、明日も安心して生きられるのではないんだと思う。そりゃ、やりたいコトをやり続けて生きるのに、最低限のお金はいるけどさ。重要なのは、そこではない。日々が充実していたり、未来に繋がるかもしれない今を生きられている瞬間があるからこそ、顔を上げて、明日を生きられるんじゃないのかな。

ちなみにね、ここに答えなんてモノはないよ。ない。答えらしきモノは、各々がここで見つけるんだ。各々がここで未来に繋がる種を見つけるんだ。

うん、小難しい話は置いておいてさ、まぁ、とりあえず、何かを感じた人、心の奥底がザワザワした人は、ぜひ、とりあえず、来てみて欲しいんだな。

具体的な方法を伝えるよ。もし、もし、あなたが来てくれるんだとしてさ、僕らは平日の9時から夕方まで、現場で動いているんだけど、10時半くらいとか?15時半くらいとか?は休憩の時間になるからさ、その時間を跨ぐように来てもらえるとみんなと話ができるかもしれないね。

もちろん、大工さんや工事を手伝いたいって人や写真や動画を撮影したいよって方も大大大歓迎。

興味ある人は、まずはメッセージをちょうだいよね。

想いを行動に移したら、きっと、物事は勝手に進んで行くんだからさ。

photo by 秀平 琢磨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?