見出し画像

【子育て】子育てがつらいって思ったっていい

35歳で子どもが生まれ、その子どもも今は小1になった。
物理的な負担は減ったけど、別な意味での負担が生まれ、おそらく子育てのつらさに終わりはないんだろうなと感じているこの頃。

正直、私は子育てに向いていないと思っていたし、今でも思っている。
SNSで「子どもがかわいい!」「寝顔に癒される!」という言葉や「何人でも欲しい」なんて人を見ると、自分がダメな人間に思えてつらくなった。

私はひとりしか育ててないのに、こんな小さなことでイライラして泣いたりするのに、こんな人がママで本当に子どもがかわいそうだと思った。

ママになっちゃダメだったんだと後悔した

でも、もう後戻りできない。向き合っていくしかない。逃げることなんてできない。

疲れてるのに眠いのに、夜中に起こされておむつを替えて、授乳して。
出かけるのにも、自分の分と子どもの分も準備して(夫は自分のことしかしない。それに対して働いてない負い目と指示しなきゃできない手間とで何も言えなかった)。
離乳食が始まったらさらに荷物は増えるし、時間の計算をしながら出かけないといけない。

一人でお風呂に入れるときは事前に着替えを準備して、脱衣所で機嫌よくしてくれるときはささっとシャワーを浴びれるけど、そうじゃないときは子どもだけきれいにしてクリーム塗って着替えさせて。
子どもが寝てからゆっくりお風呂に入ろうと思っても、もしかしたら泣いてるかもと思うとうかうか入っていられなくていつも烏の行水。

夫は早朝から夜遅くまで仕事で、ずっと子どもばかり見る生活をしていたら、大人の顔の大きさにビビったり。

ゴロゴロ寝ていた頃はまだよかったんだなってあとになってから思うけど、動き回るようになったら頭を打たないか心配で目が離せないし、掴み食べするから毎食後掃除だし、着替えもするし。

あちこち散らかすのが仕事で、気が付いたら服を全部引っ張り出してることもあった。
後追いがひどい子だとトイレもゆっくり行けないって言うし、料理もできないらしい。
(我が家はそれがなかったので助かった。「ママトイレ行くから、すぐ来るから待っててね」って赤ちゃんのときから声かけしてたおかげ? と、勝手に思っている)
出かけたら出かけたで欲しいものを見つけると駄々をこね、床に寝っ転がるし。
(本当に寝っ転がるんだなーと冷静に観察した)

イヤイヤ期ほとんどなかった、たぶん育てやすい部類の子だったにもかかわらず、それでもつらいと思ったし、何度も「子育てやめたい……」って本気で思った。

自分の時間を削って、やりたいことも中途半端で気持ち悪いのに中断しなきゃいけなくて、なんでも子ども優先で。
私だって寝たいときに寝たい、食べたいときに食べたい、やりたいときにやりたい。

そう思って生きてきたし、今もそう思っている。

ご機嫌なママになりたい

子ども優先でいられるママはすごいなって思うし、子どもかわいい、子ども大好き、何人でもほしいっていうママは本当にそう思ってるんだろう。

だけど、そう思えない自分を「ダメなママ」なんて思わなくていいんじゃないか。
映えるような見た目も味もいい料理が作れなくたって、モデルルームみたいに整った部屋じゃなくたって、いいんじゃないか。

子どもが「ママの料理おいしいね!」って白米食べながら言っても(そうでしょうそうでしょう、水加減が絶妙なんだよって思えばいい。実際言われた…)、部屋が片付いてなくても、散らかされたストレスが軽減されるからいいやって思えばほら、気が楽。
(とはいえ、最低限の掃除はしたいところ。無理なく、使ったついでにトイレとか、使ったついでに水まわりとか、立ったついでにフロアモップかけるとか。ついで掃除で充分

子どもとママが(ついでに夫も)ご機嫌でいられるなら、どんどん手抜きしたっていいし、他のママがどう子どもと接して家を整えていようとも、比べてつらくなったりしなくていい。

だって、その人の家はその人の家だもん。
同じ家族構成だとしても、性格や環境も違うし、どうやったって同じにできない。

誰かと自分を比べて、ダメな自分を卑下して何が生まれるだろう?
卑下するくらいなら、じゃあどうやったら自分を好きになれるかな、解決できるかなって考えてみるといい。
どんな自分だったら好きになれるか。
たとえば、「子育てがつらいって思う自分が恥ずかしい、情けない、ダメな自分だ」って思うなら、子育ての何がつらいか考えてみたらどうか。
そして、自分と子どもに合ったやり方を見つけるのが有効なんじゃないだろうか。
(まぁ、子どもにはママのほうが有利じゃんって言われるかもしれないけど、それはそれ。そう言うようになったら、子どもと一緒にまた別の方法を考えればいい)

ここから先は

3,854字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

いただいたサポートは、読んでくださる方に楽しんでもらう文章作成のため、大切に使わせていただきます。