知らなかった父の一面

1月12日。父の姉も一緒に病院に連れて行く。今日も疲れていることを心配する弟が乗せて行ってくれた。行きも帰りも父の話。父は人の面倒を見るのが好きだったらしいが、家族にはそんな一面を全く見せず、友達がいたのかも謎。そんなところは私も似ているのかもしれない。私は家族には自分のことは話さず、本当に看護師をしているのか患者さんに優しくしているのか仕事はどうかと聞かれても深い話はしてこなかった。国際関係の友達が訪ねてきてあちこち喜んで連れて行く、忘年会で出し物するなど人前で何かするのが好き、むしろ喜んでする私の一面は家族の誰も知らない。食べ物の好みもほとんど父と一緒。そんな私を母は見るのがまだ辛い。しかし、仕方ない。受け入れて行くしかない。前に進まないと。父は全く保険などに無頓着だったから母が言って聞かせ契約していた。治療費や相手の車の修理代にはなる。内緒で怪我のために払っていた分も出てきた。いくらもらえるかなんてわからないが、少しでも通院や父のオムツ代の足しになるといい。つくづく母に感謝である。

今日の父は微熱はあるがまだ昨日より反応は良い。すぐには良くならない。ちょっとした変化を今は受け止めるしかない。

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