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2023.8.19 パリと情報管理
2週間ほど前のこと。自民党女性局のメンバーがエッフェル塔でポーズをとった写真を自らSNSへ投稿。ネット上で拡散され物議を醸した。バケーションじゃないってことを考えると、twitterに流れてきた怒りのツイートにはおおむね同意だった。どう考えても、女性局のメンバーは情報管理が甘すぎる。与党の動きが市民にどう伝わってしまうのか、そういう意識がちょっとでもあれば、SNSへの投稿は控えた方がいいに決まってる。あるいは、百歩譲って投稿するとしても、イメージの受け手としては、「長い会談の後で息抜きしました!」などの文脈を知りたいのだ。新聞を購読する世代を主な相手にしている党なので、SNSの影響をそこまで考えていないというのが明らかになってしまった。
しかし、それにしても、大山さんや茂木さんの投稿には、「?」だった。SNSの発信が権力を擁護するために用いられているとしたら、それは違うだろ!と。
議員は視察先で観光を楽しんでいる様子を知られてはならない、っていうの、アイドルは恋人がいるのを知られてはならない、っていうのに似てるな。「夢を売る商売」なのか。
— 大山顕/日本橋高島屋「モールの想像力」展開催中 (@sohsai) August 2, 2023
写真一枚で目くじらを立ててそのような底の浅い義憤とやらが通ってしまう世相の方がよほど問題だと思う。みんな余裕なさすぎ。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) August 1, 2023
松川るい議員「誤解与え反省。軽率だった」パリ研修写真について釈明「研修は有意義だった」
https://t.co/LyYbZfIaiG
そこで、hypernekoさんが一撃したわけだが、私の心の中では拍手喝采であった。
写真の力を舐めておられる。いや色々あって舐めざるを得なくなったのか。脳科学的にも1枚の写真が持つ意味の多重性、多岐性、そしてメディアとしての政治性は注目に値するもののはずだ。それを。 https://t.co/xitaLTAM5x
— hyperneko (@hyperneko_X) August 1, 2023
ネット上に流れていた旅程を見ると、各々の政治家が担当している分野に関連して、現地の誰かにどうしても会って話を聞きたいという感じではなかった。どこかの旅行代理店がなんとなく決めたルートを集団でまわるようなものではなかっただろうか。
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