どうなる、高齢出産


臨月、初産、40歳!

まごうことなき高齢出産である。

子育ては体力勝負、と聞くけど、

出産も子育ても未知すぎて想像がつかない。

30歳を過ぎ、身を削るようなハードな婚活を経て、

何とか夫に拾ってもらって結婚して、

4年不妊治療し、やっとこさ授かった命である。

橋本病とか、痔とか、切迫早産気味だったとか、

マイナートラブルはあるけれど、ようやくの臨月。

お腹の子がすくすく育ってくれていることに、感謝しかない。


小さな点が人になる


日々、感じていること。

胎動を感じると、元気なんだなとうれしい。

胎動が感じられないと、生きてるよね?と、不安になる。

妊娠・出産について知るほどにリスクを知って、怖さはむしろ増した。

いつもお腹の様子を気にかけている。

不妊治療の病院で陽性反応があったのは、6月。

心拍確認、12週の壁、など、壁はいくつもあって、

どうにか生きていてくれと祈ることしかできなかった。

超音波検査で、光のような点を

「これが心臓です」

と言われたときには、これが、とあまりの小ささに驚いた。

違う人格がお腹にいる不思議


全然違う人格がお腹の中にいる、というのは不思議だ。

ご飯を作ったり、食べたり、歌を歌ったりすると、

うねうね、とお腹が動く。

動きは多い日も、少ない日もある。

不安な時は、お腹にじっと手を当てると、

動いてくれることが多い。

考えていることを分かっている、ような気がする。

どっしりとした気持ち

あと数日で、いつ生まれてもおかしくない、

と言われる正産期になる。

妊娠が分かって7カ月で、

点のようだったお腹の子が、2600g超になった。

人も、状況も、変わっていく。

40歳、初めてのお産がどうなるか。

子育てはどうなるか。

想像がつかないけれど、それでいい。

出たとこ勝負で、どうにかなる、というか、どうにかするしかない。

石橋を叩いて壊すほど慎重な性格だけど、

妊娠して少し気持ちがどっしりとしたような気がしている。

お腹の子からもらったのかもしれない。










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