『いつもと違うことをする』が運んで来たこと
わたしって、住むところにこだわりも興味も全然ないんだな〜、と気がついたのは1年くらい前。
チアの生徒さんに、生まれ育った家にずっと住んでいらして、近所には知り合いや同級生がたくさんいて、その中で暮らす事がすごく幸せだとおっしゃる65歳の方がいる。お家のお話をされる時、本当に幸せそうで、そんなに愛されている家や土地も幸せだろうなあと思う。
昔、「家を建てたから遊びに来て〜！」と近所のお母さん仲間の家に呼ばれて、彼女がこだわった家具とか収納とか家中を見せてもらったことがあった。
本当に『自分の家』が欲しかったのだと思う。彼女はキラキラしていてすごく嬉しそうだった。
どちらもすごく幸せそうだし、その幸せはもちろん理解できるし、素敵だなと思う。
しかし、自分の家を持ちたい、買いたい、という思いが昔から1ミリもなくて定住願望も皆無なわたしには、どこか別世界の話を聞いているような感覚になる。
西荻窪もずっと住んでいて良い街だし大好きだし、今のお部屋もすごくかっこよくて大好きだけど、一生住みたいかと聞かれたら「全然」と答える。
今は息子たちの通いお母さんをしているからここにいる、という感じ。
といって、どこか他に住んでみたい場所があるわけでも世界を旅して回りたいわけでもない。
半年前くらいに恋人と「転勤になったからついて来てって言われたら、わたし北朝鮮だろうと火星だろうと絶対ついて行くね。」という会話をした。
北朝鮮も火星も行きたくはないけれど、恋人が一緒ならパラダイスにできる自信がある。火星だとちょっと無理だけど、北朝鮮なら仕事もネットでなんとかなるだろう。
その時に、ああそうか、わたしは場所とか家とかはどうでもよくて、ただただ恋人のそばにいたいんだ！とわかった。
恋人のそばがわたしの居場所。そこにだけは確実に強い願望がある。
なんだかストンと、なるほどね！と思った。
3月末、次男の彼女が仕事でブラジルへ旅立ったり、趣味のために静岡に引越す子がいたり、近所の仲良しの友人から「来年鎌倉に引っ越すつもり！」と突然報告されたり、いろんな土地に移動する話を聞くことが続いた。
そんな時に会った恋人に、「他の県とか外国とか、将来ここに住んでみたいなって場所はないの？」と聞いてみた。
すると、「また僕の新たな一面を見せてしまうよ？」と言って、「ユカさんに見せたいのがあるんだよね…」とYouTubeの動画を探し始めた。
そして見せてくれたのがこの動画だった。
キャンピングカー生活を送る外人さんのYouTubeチャンネル。
「え！？キャンピングカー！？」
「うん、好きでいつも観てる。
これはちょっと本格的で大きすぎるけど、軽トラをキャンピングカーにしたり、バスをキャンピングカーにしちゃう人もいるんだよ。僕はバスを運転してみたいんだよね。
車は『動く部屋』だと思ってるんだけど、雪とか雨の中をキャンピングカーで走るなんてワクワクする。」
4年一緒にいてはじめて聞く話だった。
『恋人のそば』に一緒にいたいわたしは、
「それってわたしも乗っていいの？それとも1人の『男のロマン』の世界なの？」
と聞いた。
「1人じゃ寂しいだろ〜！乗ってよ。」
と言ってくれた！
この瞬間、わたしの未来に『キャンピングカー生活』が突如現れた！！
「道の駅の駐車場に停めれば、食材買って車の中で料理して食べられるでしょ。キャンピングカーがあればどこにでも行けるんだよ？」
「楽しいね！サイコーじゃん！いろんな景色が見られるね！毎日が違う毎日だね！」
と言ってハッとした。
3/10の魚座新月からの半月、妹と『いつもと違うことをする』ように心がける日々を送った。
ひとつひとつはすごく小さなことでもちょっとした変化をつけていくと大きな変化がある、というのを前に経験したから、今回も何かが起こるかもしれないな〜とは思っていたけれど、『いつもと違う毎日を送る最強の未来』を恋人が持って来た！
夜、ランプをつけてここで食事。素敵！
（▲Ativan Ailesi channel）
「収入をどうするかって話だけどね。」という彼に
「え、わたしお金どこでも稼げるよ？
いざとなったら道端で絵も売れるしタロットもできるしチアダンスのレッスンもできるし、食品衛生責任者の資格取れば餃子（得意料理）も売れるよ！わたし、どこでも仕事できる人間！」
いざとなったら餃子屋にもなれる！
そう、わたしはパソコンがあればどこでも仕事ができる人間になっていた。
イラストの仕事もネットで原稿のデータを送れるし、打ち合わせもオンラインでできてしまう。
カードリーディングも、昨年末からオンラインで遠隔リーディングを始めて依頼がたくさん来るし、教えることもできる。
インスタ等で「明日は青森にいます」とか言えば対面のリーディングもできるし、お片付けのお手伝いにも行けるし、チアダンスのレッスンもできる。
こんな狭いところでくっついて夜空を見ながら寝られるなんて幸せすぎる！！！
（▲Ativan Ailesi channel）
虫は激しく苦手だから、これがもし『外のテントでキャンプ生活』だったらちょっと辛くて無理かも…となるところだけれど、車なら全然平気！
家は狭い方がいいなと思っていたから、むしろ理想的！
（▲Ativan Ailesi channel）
土地にも家にも人にも仕事にも縛られない、とても自由な感じに、見ていてワクワクした。
「毎日が違うってすごく素敵だね。動物的っていうか、『生きてる！』って感じがする〜！
『地球に生きている』って感じ！」
それはすごくいい言葉だね、と彼が言った。
「こうなると、『どこに住みたい？』が愚問だよね。どこにでも行けちゃうんだから。まさに『地球に住んでいる』だね。」
（▲Ativan Ailesi channel）
こんな毎日になったら、感動屋のわたしにはどえらいことになるなと思った。
今日は海、明日は山の上、明後日は街、明々後日は湖…。
毎日違う土地の食材でご飯を作って、毎日違う景色を見ながら食事して、毎日違う空を見ながら眠る。
なんて素敵なんだろう！毎日感動が止まらないに違いない。
家や土地にこだわりがなくて、断捨離しているから物にも執着がないし、少ない物でなんとかするのは得意だし、狭いのも全然大丈夫。毎日が違うことになんのストレスもなく、むしろワクワクする。
だからキャンピングカーにときめけるんだなと、そんなわたしで良かった〜！と心から思った。
大好きな土地で安心した毎日を繰り返すのが幸せ、広い家を好きな物で整えながらゆったり暮らすのが幸せな人にとっては、キャンピングカーの毎日なんてきっと苦痛過ぎるだろう。
車もないし免許も持っていないから、自分の将来にキャンピングカー生活なんて想像もしなかった。
でも昔からなぜか『キャラバン』『ジプシー』という単語にゾクゾクするわたし。
キャンピングカー生活もそう考えると、ジプシーみたいだ。
だからきっとわたしはやれるし、なんだかすごくしっくりくる。
もし恋人が「2人の家を建てよう！」と言ってくれたとしても、気持ちはものすごく嬉しいけど『家』は全然嬉しくない。しっくりこない。
「キャンピングカーに一緒に乗ってよ！」ほどの嬉しさはない。しっくり度合いが全然違う。
恋人は車が大好きで、運転も好きで、車の改造や机を作ったり等、何かを作るのが好きな人。そして美味しいもの、わたしの作る料理が大好き。
わたしはどこでも稼ぐ事ができて、狭いところや少ないもので工夫することが得意で、料理が好きで、毎日が違うのも楽しく思えて、何より恋人のことが大好き。
2人の得意と好きが重なり合って、無理なくすべてがピッタリ、パズルがはまった感じがした。
そして、断捨離で物への執着を捨てたのも、イラスト・チアダンス・カードリーディング、お片付けの仕事をオンラインでもできるようにしていたのも、未来のキャンピングカー生活のためにわたしはきっと無意識で準備していたのだろうなと思う。
となったら、わたしも免許を取っておいた方がいいだろうな。そうか、わたしも将来車の運転するんだなあ…と、今まで考えもしなかった未来にワクワクする！
新しい夢にワクワクしている中でふと、「あ！そうか！未来の私は毎日違う場所にいるはずだから、今から毎日違う場所で仕事をするようにしてみよう！」とひらめいた。
なので今週は、今日はあの図書館、今日はこっちの図書館、今日は公園、今日は部屋で、と毎日仕事場所を変えてみた。そして毎日違うスーパーで買い物をするようにした。
ザ！1人キャンピングカー生活ごっこ！笑。
まさかのキャンピングカー生活が現れて、『いつもと違うことをする』の威力はすごいと、今回改めて思った。
でも考えてみたら、今までの習慣や考え方が今の自分の状況を作っているわけだから、『いつもと違うこと』を選んでいけば今までとは違う状況が現れる、というのは納得でしかない。
というわけで今日も、また別の図書館に行き、いつも行かないスーパーで買い物をする。
未来のときめくキャンピングカー生活のために！
こちらの記事がお役に立てたら幸いです！