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きっといつかは 君も出会うさ 青い小鳥に

恋人はわたしにいつもハッとすることをくれる存在なのだけれど、今回の『ハッ』は『銀河鉄道999』だった。


『君の人生は輝いているか』のささきいさお繋がりで、『銀河鉄道999』を歌ってくれた。


汽車は闇をぬけて 光の海へ
夢がちらばる 無限の宇宙さ
星の架け橋 わたってゆこう
ひとは誰でも しあわせさがす
旅人のようなもの
希望の星に めぐりあうまで
歩きつづけるだろう
きっといつかは 君も出会うさ
青い小鳥に

汽車は銀河をこえ さいはてめざす
星は宇宙の 停車駅なんだ
君を招くよ 夢の軌道が
さすらい人の すんだ瞳に
生命が燃えているよ
心の歌を くちずさむように
歩きつづけるだろう
泣いてるような 星のかなたに
青い小鳥が

ひとは誰でも しあわせさがす
旅人のようなもの
希望の星に めぐりあうまで
歩きつづけるだろう
きっといつかは 君も出会うさ
青い小鳥に

さすらい人の すんだ瞳に
生命が燃えているよ
心の歌を くちずさむように
歩きつづけるだろう
泣いてるような 星のかなたに
青い小鳥が

作詞:橋本淳     作曲:平尾昌晃

途中からわたしも一緒に歌っていたら
「……?!」

ひとは誰でも しあわせさがす
旅人のようなもの
希望の星に めぐりあうまで
歩きつづけるだろう

『人生は旅』とか『旅人』というフレーズにわたしはゾクゾクするので、こ、これは…!?と思って歌詞に注目して聴いたら

きっといつかは 君も出会うさ
青い小鳥に

!!!!!!

「出会っちゃったじゃん!」


人生前半結構いろいろとあったけれど、43歳でこの人と再会してから運命の輪がぐるぐるっと回転し、本当のわたしの人生を歩いている!と思える日々になった。
幸せを探していたわたしの青い小鳥は完璧に目の前の恋人!あなただ!!

「そうだよ、ユカさんは青い小鳥に出会っているね。」と笑っていた。


銀河鉄道999は昔漫画も持っていたしアニメも観ていたけれど、とにかく暗いイメージで、ストーリーもほとんど何も覚えていない。
でもこんな素敵な主題歌・歌詞だったなんて!全然気がついていなかった。

という訳で30年以上ぶりにアニメを観始めた。
1話目から、あー、これはすごいお話だ!と震えた。
113話あるうちのまだ13話目だけど、なるほどなあ、深いなあ、と思って観ている。47歳にしてようやくわかった。
(やっぱり暗いし、哲郎がメーテルから「やるな」と言われたことを必ずやってトラブルになる、というのが、優等生だった子供の頃のわたしには我慢ならなかったんだろうなというのもわかった笑)


若い頃歌手を目指して、自分でも曲を作っていた恋人は、「歌は2番」とよく言う。作詞家が最も伝えたいことは2番の歌詞、なのだそうだ。

汽車は銀河をこえ さいはてめざす
星は宇宙の 停車駅なんだ
君を招くよ 夢の軌道が
さすらい人の すんだ瞳に
生命が燃えているよ
心の歌を くちずさむように
歩きつづけるだろう
泣いてるような 星のかなたに
青い小鳥が

 

わたしは精神世界に興味があってずっと学び続けているけれど、『君を招くよ 夢の軌道が』のところで涙が出る。
本来、人にはその人独自の『夢の軌道』があるのだとわたしは思う。
小さな子供が素直に自分のやりたいことはやる、やりたくないことはやらないのは、その軌道に乗っているからなのだろう。
せっかく乗っていたその軌道から、大きくなるにつれて親だったり学校だったりいろんなことがきっかけで、だんだんとズレて別の軌道に乗ってしまったりして、変なところへ向かってしまっている。それが今の世の中の大半なのではと思う。
だけど、心の奥深くでは本来の夢の軌道が!君を!!招いているのだ!!!
とか思って聴くたびに涙が出る。

アニメを観ていて、とにかく主題歌が本当にこの世界にぴったりすぎるくらいぴったり!作者本人が作詞しているのかと思うくらい。
この天才的な作詞をされた橋本淳さんは一体何者なのだろう!と、すごい歌を聴くといつも作詞家について調べてしまう。
橋本淳さんも作曲の平尾昌晃さんも、当たり前だけど松本零士さんも、『夢の軌道』にしっかりと乗っていたんだろう。

恋愛観が似ている仲良し美容師のドラ美ちゃんに、「銀河鉄道999の歌に出てくる青い小鳥、わたし出逢ってた!」という話をしたら、キラッと目が光り、
「わたしのタトゥー、幸せの青い小鳥だよ!」
と、背中のタトゥーを見せてくれた。

これがまた素敵な話だった。
高校卒業後、長野から東京に出てきてバイト生活をしばらく続けた中で、「美容の道に進もう!」と決めたドラ美ちゃん。
その夢への道を守ってくれる青い小鳥のタトゥーを入れようと思ったのだそう。(ドラ美ちゃんは鳥好きを超えて鳥になりたい人)
しっかりこの青い小鳥はドラ美ちゃんの美容師への道を背中で守ってくれた。ドラ美ちゃんは夢の軌道に乗ったのだ。


わたしにとっての青い小鳥は恋人だったけれど、それがドラ美ちゃんのように職業だったり、はたまた自分自身だったり、人によって違うと思う。
でも、夢の軌道に乗れば必ず青い小鳥に出会える。

生命を燃やした澄んだ瞳で、心の歌を口ずさみながら歩き続けたいなと思う。

こちらの記事がお役に立てたら幸いです!