私が出会ったというか取引した、韓国のすごいレコード店

レコードとくにLPは音の情報量がすごいという。
これは知り合いから聞いた話だが、例えば元はLPで発売され、CDの登場後CD版で発売されたアーティストのアルバムの場合、高音と低音がはなから削ってあって、CDでは中音のみーすなわち主要音しか聞こえなくなってしまっているという(CDの性質上そうなったのだろう)。

たしかにアメリカ・LAメタルRATTの3rdをレコードで聞いた時、
ロビン・クロスビーのサイド・ギターの低音がズンズン響いてきて、CDで何度も聞いた曲だが再発見して感動したことがある(曲は〈take a chance〉です)。

前置きが長くなりましたがいま、韓国でも日本でもレコードが見直されている、というか買う人が以前より増えてるらしい。私もレコードにここ数年はまった、勝手に造語すると〈レコードnonリアル世代〉です。

ところで私は韓国、というか朝鮮半島の昔の伝統民謡が好きで、昔に蓄音機版で存在したもののLP版とかを韓国から取り寄せて買っていました(原版蓄音機版つまりSP版の録音時期は主に1930年代!)。また1950年代頃に韓国、いまの大韓民国で録音された民謡レコード(発売時期はおそらく1970年代)を1枚ネットで見つけて、それを売っている韓国のレコード店に電話して購入した。日本円でだいたい6千円ぐらいだったが、今は亡き名唱の貴重な録音で、好きな歌が数曲入っているので迷わず買った。

4日後ぐらいにレコードが届いて、中を見ると・・・

ポン

と音がして、あらま床にレコード落っちゃった、気をつけよ・・・と拾い上げると・・・

なんとそのレコードLPはでこぼこだらけ!!!ネットでは日本語に訳すと〈→通常使用で問題なし〉だったので
あらま!!!

実際聞いてみたがでこぼこがましな部分は音が揺れながらも
なんとか聞こえて、名唱の声がしっかり確認できる。しかし
レコードの端の方はでこぼこがひどく、レコード針が変になるともったいないのでいまだ再生していない。

後で店の人に電話かけようと思ったが、通話しているときは物腰優しい人だったので、まあいいか、と思いいまだ苦情は言っていない。

まあそのレコードをきつく圧縮して保管してるんで、いつかは
でこぼこも解消され、今は亡き名唱の声が蘇るかもしれない。

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