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オンラインイベント「南場智子氏と語る、最先端の組織・働き方とは」を開催しました。

2021年11月15日(月)にオンラインイベント「南場智子氏と語る、最先端の組織・働き方とは」を開催し、代表の門奈が登壇しました。

当イベントでは、カウシェが先日実施した資金調達のリードインベスターであるデライト・ベンチャーズのマネージングパートナー/南場智子さんを迎え、日本のキャリアSNSを運営するYOUTRUST代表取締役/岩崎由夏さんと共に、カウシェおよびスタートアップの新しい働き方についてお話させていただきました。

今回の記事では、当日の様子やイベントの内容をレポートしていきます。

▼イベントのページはこちら▼

登壇者3人の自己紹介を終え、イベントのメインであるパネルディスカッションがスタート。

「カウシェ・YOUTRUSTの急成長の裏側にある組織や働き方とは」というお題の下、登壇者及び参加者の方々からの質問形式で進行しました。

最初の質問は、門奈から岩崎さんへ。
「YOUTRUSTでは、どういった方が、どういった形で副業をしていますか?」

YOUTRUSTとカウシェの共通点の一つが、副業の比率が高いこと(両社とも7割以上!)。どちらも全職種に副業メンバーが在籍しています。

YOUTRUSTでは、「副業の流動性」を重視しており、正社員を見越した候補者の方には副業契約を1~2ヶ月の期間で区切りを設け、社員としての積極的な声かけをするかお互いに相性・意思確認を行っているとのこと。そうでない場合は、前向きな卒業を決めているとのことでした。目的が分からない「ダラダラ副業」はお互いにとって良い結果をもたらさない、という考え方に基づいているそうです。

副業人材の活用により、企業は採用によるロスタイムを抑えることで経営の打ち手を早め、結果として成長の加速化に繋げることが可能になります。一方で、個人としても、これまで培ってきたスキルの再現性を確認したいというニーズを満たせるため、双方にとってメリットが生まれることがトークの中で再確認されました。

岩崎さんご自身も、過去に職場の先輩が副業をすると聞いた時には違和感を抱いたものの、自らが副業をしてみると「なんでもっと早くやらなかったのだろう」と思ったそう。

次の質問は、参加者の方から南場さんへ。
「最初の流動性が高いということは、急速に人材がいなくなることもあり得ると思いますが、リスクヘッジはどうしていますか?」

南場さんの答えは、「社員を閉じ込めないようにしている方が逆に良い結果をもたらす。何よりも大事なのは、仕事が十分に面白くて社員が輝けることであって、これは副業を解禁していてもしていなくても変わらない。」というものでした。

「恋愛と一緒で、自分が一番輝ける新たな場所が見つかったというのであれば、快く送り出してあげれば良い。DeNAでもそうしているし、その後結局DeNAが素敵だなと思って戻ってきてくれるケースも多い。チャレンジを求める人材になって、健全な組織とはそういう物だと思う。」という言葉からも、南場さんの組織論を垣間見ることができました。

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続いての質問は、岩崎さんから門奈へ。
「SNSで話題を集めたSO(ストックオプション)制度の詳細を知りたい」

▼カウシェのSO新制度の詳細はこちら▼

カウシェが新制度の制定を発表する直前に、制度の制定を検討し始めていたという岩崎さん。制度の詳細やメリット・デメリットに関して質問をいただき、門奈が回答しました。

カウシェは、一定期間会社に貢献した社員は、たとえその後会社をやめてもSOを満額行使できるように制度設計をしています。これまでは、「会社と心中する!」というくらいの覚悟のある人しかスタートアップにジョインできないと思われる節がありましたが、もっといろいろなライフステージの方に対して業界を解放したいという思いから今回の制度づくりに至った、という背景があります。

もしSOを所持するメンバーがカウシェを去っても、外からカウシェを応援してもらいながらスタートアップ業界が全体として豊かになっていけば良いし、もし戻ってきてもらえればそれはカウシェにとってさらに嬉しいこと。

南場さんからは、「会社と個人が悪い意味で(個人が会社を去るのを無理矢理阻止するような)蜜結合をするのではなく、今回のカウシェの新制度のように、会社側が個人をきちんと報いたいという制度を設けて実施する方が、結果的に濃い繋がりや気持ちが残る」というコメントをいただきました。

岩崎さんは、「SOの制度は、選択肢が無限だからこそ組織づくりの思想が見える。また、SOで良いことがあった人が増えれば業界のストックオプションに関するリテラシーが上がって制度も整っていくと思うので、一つずつ事例を重ねていくことで次世代のスタートアップの『当たり前』を作っていきたい。」と語りました。

次は、門奈から南場さんと岩崎さんへの質問です。
「昔のスタートアップと今のスタートアップは何が違うのか?変わらないところ・変わった所は?」

南場さんが起業した1999年頃、スタートアップ界隈はいわゆる「バトルフィールド」で、「スタートアップにジョインする=人生を3000%コミットしなければならない」という構図ができていたそう。この20年程でスタートアップの置かれた環境は、良い方向に大きく変わったことをトークを通じて三人で実感しました。

変わったこととして三人が挙げたのは、主に以下の点。
・前より資金が潤沢になったことで、中長期的なチャレンジがしやすくなった。
・給与水準が格段に上がった。(昔は「スタートアップに入る=清水寺の舞台から飛び降りる」というイメージだった)
・例外はあるが、オフィスに寝泊まりするような働き方はかなり減った。

一方で、スタートアップが今も昔も変わらないこととして南場さんが挙げたのは、
・「これからどういう未来を作っていくかというワクワク感!」

スタートアップで働くということは、誰かに評価されて嬉しいというようなものではなく、会社の先行きが分からない中でも「自分たちのサービスやプロダクトを世の中で大ヒットさせたい!」という気持ちに尽きます。スタートアップが持つ「コトに向かう清々しさ」は、いつの時代も同じのようです。

最後に、参加者の方から南場さんへの質問。
「スタートアップ上場のメリットはお金が入る以外にどんなところにありますか?」

南場さん曰く、「上場すると、ビジビリティがアップする」とのこと。世の中に貢献する何かを作るのが事業であり、上場して一挙手一投足報道されて社会から注目されるようになると、その貢献意識がすごくはっきりしてくるということが、南場さんが考える一番のメリットだそうです。

上場するタイミングについては、デライト・ベンチャーズの共同創業者である渡辺大氏が執筆したnoteを南場さんが紹介されていたので、以下リンクからご参照ください。

イベント開催中には、Twitterにて「#南場さんの組織論」というタグを付けて多くの方に呟いていただきました。

さらに、イベント後のアンケートでは以下のような声が聞くことができ、参加者の皆さんに大変ご満足いただけたようです。

「リアルなスタートアップのトップのイマドキの会話が聞けてよかった」
「副業の取り入れ方、USと比べた上場やSOのあり方、昔と比べたスタートアップの今、など情報盛りだくさん」
「南場さんのお墨付き!の2社さんのお話をカジュアルな形でお聞きできてとても楽しかった」
「スタートアップ変革の夜明け前感があって楽しかったです。」

カウシェはこれからも、スタートアップの新しい働き方を形作り、業界全体をより魅力的な場所にしていけるよう引き続き取り組んでまいります。

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メンバー一同、ご応募を心よりお待ちしております!

【カウシェ アプリ概要】
正式名称:KAUCHE(カウシェ)
開発・運営:株式会社カウシェ
対応端末:iPhone,Android
サービス地域:日本
対応言語:日本語
サービス開始日:2020年9月1日
価格:無料※アプリ内課金あり
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/id1527218749
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kauche.kauche



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