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この生活はいつまでできるのでしょうか?

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「この生活はいつまでできるのでしょうか?」

YouTubeチャンネルの方にコメントが寄せられました。

今日も良いお話ありがとうございました! 週末シングルファザー期はだいたい何年間、お子さんがおいくつくらいまででしたか?週末シングルファザーをしながら、ふとこの生活はいつまでできるんだろうと思い始めました。
これについて解説をしていきます。


目次

結論 その道は長いが知恵をくれる

生物学的な知見から考えてみる

観察と見守りと放置の違い

介助と一部介助と見守り

まとめ




結論 その道は長いが知恵をくれる



まず今日の結論をお話しします、僕の場合は週末シングルファザー的な時期というのは次女が中学生になるタイミングでほぼ同時に終了したと言えます。当時住んでいたアパートの位置関係や思春期に突入したというのも一つの理由かもしれません。いずれにしても「自然な形」でその役割は終えたとは思います。とはいえ、今日お伝えしたいのは「週末シングルファザーとしての役割は終えたかもしれないけど、父親としての役割はまだ残っている」と感じているということです。インターネットがあれば遠くの国の情報が入るのと同じで、離れていたとて父と子の関係性というのは崩れることはないし、父親が必要とされる時期が必ずやってきますので、その日に備えて、構えておくようにしておきましょう。

このようなライフイベントは私達に「知恵」をくれます。思慮深くなることで人生をより良い方向に繋げていきましょう。

生物学的な知見から考えてみる



ではまず、思春期になると少なからず子供達というのは親から徐々に離れていきます。これを生物学的な知見から考えていきましょう。AIにまとめてもらいました。

思春期に子供が親から徐々に離れていく現象は、生物学的および心理学的な観点から説明することができます。


### 生物学的説明


1. **ホルモンの変化**:

- 思春期になると、脳の下垂体から性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)が分泌され、性ホルモン(エストロゲンとテストステロン)の分泌が増加します。これが身体の変化だけでなく、行動や感情の変化を引き起こします。


2. **脳の発達**:

- 脳の前頭前野(意思決定、計画、自己制御を司る部分)は思春期に急速に発達します。この発達が進むにつれ、子供は自立心を強く感じるようになります。


3. **社会的な役割の変化**:

- 生物学的には、思春期は子供が大人としての社会的役割を担い始める時期です。自立した行動を取ることで、親から離れ、独立した存在としてのアイデンティティを確立しようとします。


### 心理学的説明


1. **自己認識の発達**:

- 子供は思春期に自己認識(自己概念)が発達し、自分自身の価値観や意見を形成します。これは親からの独立を促す要因となります。


2. **同年代との関係**:

- 思春期の子供は、友人や同年代との関係が重要になります。これにより、親よりも同年代の影響を強く受けるようになります。


3. **アイデンティティの形成**:

- エリクソンの心理社会的発達理論によれば、思春期は「アイデンティティ対役割の混乱」の時期です。子供は自分が誰であるかを探求し、親とは異なる個別のアイデンティティを確立しようとします。


このように、思春期における子供の親からの離脱は、生物学的な発達と心理学的な成長の両方に起因する自然なプロセスです。このプロセスを通じて、子供は自立し、大人としての責任を担う準備をしていきます。

観察と見守りと放置の違い



では我々のような父親(離婚後したが、事実父親である場合)はどのように距離を保っていけばいいのでしょうか?これには観察と見守り、そして医療・介護の分野で使われる「介助量」の概念を応用することができます。


### 観察


**定義**:

- 子供の行動や状況を注意深く見ること。

- 特定の目的や目標に基づいて行われ、子供のニーズや状況を理解するために行います。


**特徴**:

- **意図的**: 子供の行動や感情を理解するために意図的に行います。

- **フィードバック**: 観察結果に基づいて適切な支援や指導を行うことができます。

- **安全確保**: 子供が安全に行動しているかどうかを確認します。


**例**:

- 子供が遊んでいる間に、親がその行動を観察してどのような興味を持っているかを理解する。

- 学校の教師が授業中に生徒の理解度を観察し、必要に応じて補足説明を行う。


### 見守る


**定義**:

- 子供の自主性を尊重しつつ、安全を確保し、必要な時にサポートを提供すること。

- 子供が自分のペースで成長し、問題を自分で解決する機会を与えることを重視します。


**特徴**:

- **自主性の尊重**: 子供が自分で考え、行動することを奨励します。

- **支援の準備**: 子供が助けを求めた時や危険な状況になった時にすぐに対応できるようにします。

- **安心感**: 子供に安心感を与え、必要な時には親がそばにいることを伝えます。


**例**:

- 子供が宿題をしている間に、親が近くで静かに見守り、質問された時にだけ答える。

- 子供が遊び場で遊んでいる時に、親が少し離れた場所で見守り、危険な行動をした場合に介入する。


### 放置


**定義**:

- 子供の行動や状況に関心を示さず、支援や監督を行わないこと。

- 子供が必要なサポートや指導を受けられない状態。


**特徴**:

- **無関心**: 子供のニーズや感情に関心を持たない。

- **リスク**: 子供が危険な状況に陥るリスクが高くなります。

- **自己責任の強調**: 子供に対して過度に自己責任を負わせることがあります。


**例**:

- 子供が遊んでいる間に、親が全く注意を払わず、子供が助けを求めても反応しない。

- 学校で生徒が問題を抱えているのに、教師がその状況に関心を示さず放置する。


### まとめ


- **観察**と**見守る**は、どちらも子供の成長を支援するための積極的な行動です。観察は子供の状況を理解するための情報収集に重点を置き、見守るは子供の自主性を尊重しながら安全を確保することを目的としています。

- **放置**は、子供のニーズや安全に対して無関心な態度を示すものであり、子供の健全な成長を妨げる可能性があります。


この違いを理解することで、子供の健全な成長をサポートする適切な方法を選ぶことができます。

畑喜美夫先生が書かれた、子供の「自立」を育てるスポーツコーチング ボトムアップ理論5ステップによれば

  • 「観察」とは「選手の状況を見極める」こと

  • 「観守る力」とは「タイミングを待つ」こと

とあります、こちらの書籍も大変参考になりますのでぜひお手にとって読んでみてください。

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介助と一部介助と見守り



医療・介護の分野では患者さんへの介入度合いの指標として介助と一部介助、見守り(遠位、近位)という言葉を使うことがあります。これを子育ての視点に当てはめていきましょう。

医療・介護の分野で使われる介入度合いの指標を子育ての視点に当てはめると、以下のように解釈できます。


### 1. 介助


**定義**:

- 患者さんが自力で行動するのが難しい場合に、全面的に支援すること。


**子育ての視点での解釈**:

- 子供が自分で何かをするのが難しい場合に、親が全面的に支援すること。


**例**:

- 小さな子供に食事を食べさせる。

- 洋服を着せる。


### 2. 一部介助


**定義**:

- 患者さんがある程度自力で行動できるが、一部の支援が必要な場合に手助けすること。


**子育ての視点での解釈**:

- 子供が自力でできることが増えてきたが、特定の部分で助けが必要な場合に手助けすること。


**例**:

- 子供が自分で靴を履こうとしているが、締め具合を調整するのに手助けが必要な場合。

- 宿題をしている子供に、分からない問題を一緒に考えて教える。


### 3. 見守り


#### 近位見守り


**定義**:

- 患者さんの近くで行動を観察し、必要に応じてすぐに支援できるようにすること。


**子育ての視点での解釈**:

- 子供の近くで行動を観察し、すぐに介入できるように見守ること。


**例**:

- 公園で遊ぶ子供の近くで見守り、転びそうになったらすぐに助ける。

- 宿題をしている子供の隣で見守り、質問されたらすぐに答える。


#### 遠位見守り


**定義**:

- 患者さんから少し離れた場所で行動を観察し、必要に応じて支援すること。


**子育ての視点での解釈**:

- 子供から少し離れた場所で行動を観察し、必要に応じて介入すること。


**例**:

- 子供が遊んでいる部屋の外で見守り、危険な行動をした時にだけ介入する。

- 子供が自分で宿題をしている間、同じ部屋にいるが手を出さず、見守るだけにとどめる。


### まとめ


- **介助**は、全面的な支援が必要な場合の介入で、親が積極的に子供の行動を助けます。

- **一部介助**は、子供が自分でできる部分を尊重しつつ、特定の困難な部分をサポートする介入です。

- **見守り**は、子供の自主性を尊重しつつ、安全を確保するために観察する行動で、**近位見守り**はすぐに介入できる距離での見守り、**遠位見守り**は少し離れた場所からの観察を意味します。


これらの概念を子育てに当てはめることで、適切な介入のレベルを選び、子供の成長をサポートすることができます。




まとめ



私がこのブログの中でお伝えしたいのは、何も一緒にいなくても父親ができることとは多岐に渡るし、その役割は実は多いかもしれないということです。確かに距離だけで言えば遠位にいるかもしれませんは心は近位に寄り添い、常に、何かあれば支えることができる、そんな存在でいたいものです。今日もお読みくださってありがとうございました。

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