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第31回 工事の順番問題

4月以降も様々な課題が現れてきた。というか、以前から課題だとわかっていたが、いよいよ判断を迫れる時期にきたということ。そのうちの一つで最大の課題が奥の母屋のリノベーションと、その手前に新築する2棟の工事の順番だ。変数がたくさんある。

当初は先に新築2棟を完成させ、その後奥の母屋に着手する予定だった。これであれば、母屋に住む母が完成した新築棟にいったん移ってから母屋に着手し、母屋完成後に戻ればいい。しかし、問題がわかった。それには、ランドリーが関わってくる。母屋にコモンランドリーを設けることにしているが、各戸にも洗濯機を置けるようにするかという判断がある。サイズでS,M,Lの3種類の棟があるが,MとはLには洗濯機用スペースと排水管を設置する(ただし使用しない場合は、スペースを有効活用できる工夫をする)が、狭いS棟(2室ある)には設置せずコモンランドリーのみ使用するようにした。すると、新築棟完成しても母屋のコモンランドリーが完成せねば、S棟住人は洗濯できない。新築棟建設と並行して母屋のコモンランドリーだけ先行して工事できないか確認したところ、母が住みながらそれをするのは危険なので困難だということだった(4/28打合せ)。近くにコインランドリーはない。S棟に洗濯機置き場を設ければ、この問題は解決するが、それは避けたい。せっかくつくるコモンランドリーの有効性が薄れる。従って、もしこの順番でやれば、 S棟は完成しても母屋のリノベが完了するまでの約5ヶ月間は賃貸するのは難しい。

そうなると、やはり先に母屋リノベを完了させ、その後に新築棟に着手する順番になる。この場合、母屋工事期間中は母はどこか外部に一時(約5ヶ月間)転居してもらわねばならない。ただでさえ、高齢で家を離れたくないと言っている。新築棟にならともかく、他では抵抗があるだろう。近所でアパートを探すにしても、普通5ヶ月間だけでは貸さない。車で10分圏内にウィークリーマンションもなくはないが、かなり高額になる。そうなると、車で約1時間のところに住む姉の家に移ってもらうか。しかしそれは、近所の友人に会えなくなるので母が嫌がるだろう。一方、工事自体は遥かにこの順番の方がスムーズだ。手前に新築棟を完成させてから奥の母屋の工事をするのは、重機等の置き場や動線のスペースが取れないのだから素人が考えても難しい。施工会社にうちうちに相談したが、難色を示していた。

難題だ。




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