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心は自由だと自負している私を揺るがす存在

私はマイノリティなのだと思う。
私にとっての〝普通″は多くの人にとっては〝普通”ではないみたいなので。

LGBTQ?SOGI?別に良いよね。愛したい人を愛せる自由がある社会で生きたいよね。
と、あたりまえとして認識している自信があったのだ。
過去形…奴、ポリアモリーが現れるまでは。

ポリアモリーというあり方を知ったのがここ数年の事なのだが、私にとって複数人とのお付き合いしちゃうぞ☆は、浮気としか思えない事が判明してしまった。

ポリアモリーは性的指向ではなく、性的嗜好と受け止めているが、そもそも合っているのか。
生まれながらにどうしようもなく、1人だけ愛する事は出来ないのか…出来ないならば、仕方ないよね?とはどうしても思えない。

そう、私ってば、ガッチガチのモノガミーだったのだ。
久しぶりにマジョリティ側の立場で少し嬉しいけど、自分に対する自信を失った。
私は…心が狭い。
だってポリアモリーが私を傷つけることはあり得ないのだ。同意がなければ成り立たない関係なのだもの。私、絶対同意しないもん。
なのに、例えば飲み会の席で隣の若造に
『自分、ポリアモリーなんすよ。』
ってカムアウトされたら説教しそう。
ただでさえ”思ったことが口に出る”でトラブル起こしがちな方のマイノリティなのに、酒入ったら理性が仕事しない訳で、ブレーキがまず効かない気がする。

嫌だ。心の狭い自分が嫌だ。受け入れがたい。私ちっとも自由人じゃないんだ。

ただ、自分の狭量さが受け入れられないからといって、相手を攻撃しだしたら”僕が考える最悪のマジョリティ”に自分がなってしまうので、気を付けようと思う。攻撃だけはしないように。

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