初めての体験

しかし
さてやろう
と言っておきながら
昨夜は仕事が終わったら、もう
眠くて眠くて起きていられなかった。
もし、駅などでつまづいて
転んだりしようものなら、
そのままそこで眠りについてしまいそうだった。

建築士の試験は学科が終わるとその日のうちに
大手予備校が予想解答を発表する。
これで大体自分の合否がわかる。
正式合否と言っても良い数値だ。
なんかインチキくさいが
そんな慣習にならないと
試験元の正式な合否がわかる9月1週目
から次の後半戦、製図試験まで1ヶ月しかなく
そんな勉強時間では全く戦えない。
学科試験が終わってからの2ヶ月半でも大変なのに。
製図試験は学科が受かっていれば
3回まで受験資格が与えられる。
すなわち初回受験者は2年目、3年目
(それ以上の経験値の方々も
いらっしゃいます…)
の強者たちと戦わねばならない。
とはいえ、1年目で難なく受かっていく
受験生も少なくない。
業界以外の方々は
「なんじゃそら⁈」と思われるだろう。
全くもってナゾの多い試験ではある。
それについては追々。

そんなこんなな慣習による合否で
合格見込みのありそうな人達は
見切り勉強を始める。
私もその1人だった。
試験元からの正式発表は
9月4日。
試験元のHPに掲載される。
そして
その中に私の番号はなかった。
自分の答えのマークミス…
それしか考えられない。
呆れる…いやもう頭の中は無言だった。
長い事生きてきたが頭の中が無言になる感覚は
初めての経験だった。
なんでそんな大切な時に
「バカ」の足元にも及ばないような
ミスをするのか。
読んでる人は「コイツホントにバカだろう」
と思うだろう。そう思われても仕方ない。
でもこれには理由がある。それもまた追々。

「落ち込み」と「疲労」という
メモリの消費が著しい世界からやってきた
「睡魔」という悪魔にとりつかれ
結局昨日は気絶するように眠った。
あんなに眠かったにも関わらず
夜中目が覚め、眠れないまま朝を迎えた。
朝、体を起こす。
何だかまたしても妙な感覚…
あ、これがモチベーションの低下ってやつかも…
この5年間感じた事のない無力感と虚脱感…
いやーどうやって
こんな自分にいうことをきかせよう…
ただでさえめんどくさい子なのに…
ホントにめんどくさい子で困る…

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