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アーク


円弧の意。溶接のピカーはアーク溶接。弧光灯。
白熱電球の発明前はアーク灯という電灯が使われていた。2本の炭素棒に電気を流すと光るが、同時に高熱も発し、電極も燃え尽きてしまうために安定して光り続ける電灯をつくる工夫がいった。
arc(円弧の意) 。arch(アーチ)も同じ意味。
アーチェリーも弓だし。

溶接の光がなんなのか。これまで考えた事が無かった。手持ち花火みたいに筒の先から噴射されて、青白い光で、凄い高熱と光が出て金属を溶かすから、作業する人は盾で安全第一に作業をするイメージがあった。アーク溶接と言うようで、アーク放電であのように高熱高温が出ているらしい。これまでなんとも思って無かった溶接が、名前と仕組みが分かるだけで、もう知ったような気持ちで、正体が分かった気がする。
電子レンジは、チンしている間に水分を動かすマイクロ波が箱の中で乱反射して中の物が温まる。電話も糸電話の応用だそうで。理屈が分かるから安心して普段使いしていると思う。
一方で原理が分からんけれども使っているものは日常に多い。パソコンやスマホはどうやって動いているのか全く分からない。ずっと電波が出てるらしいけど、寝る時に枕元に置いといて身体に影響無いんだろうかと未だに心配がある。でもそれ以上に便利さに負けて、使っている。将来、電波に晒された人々が未知の病気になってほぼ全人類がゾンビ化したらどうしよう。デジタルネイティブ世代は免疫があって、若者だけが病状が出ずに荒廃した世界で生き残った。アナログ派だった為に電波に晒された期間が短くて症状が出ずに生き残った堅物おじさんと、ティーン達のドタバタ共同生活。ジェネレーションギャップを乗り越えて互いに力を合わせ、サバイバル生活の末に待ち受ける結末とは。映画化未定。
 なんなら自分自身の事も分からない事だらけだ。私はどうしようもなく偏って物事を見ている自分に気づく時がある。差別的で嫌な思考だと思って、それを自覚しても自分の意志の力で直せない事がある。口で言うのと行動が伴わない時もある。どうやって自分で意思決定してるのか分からない。自分の心がどこにあるのかさえ分からない。

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