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ひとりごと#83 マンガ原作者への道

※この記事は「一般的なマンガ原作者になる方法」を書いたものではありません。タイトルに釣られて開いちゃった方には、申し訳ございません。

↑に先にお断りを書いたわけですが、これは一般的かどうか不明な、私が「これでマンガ原作者になったのかな」と思うまでの道のりの概略です。

さて私、(おそらく)本日付けで『一般社団法人マンガジャパン』の正会員になりました。こちらの法人は加入資格が「マンガ家、マンガ原作者、マンガ翻訳家、マンガ研究者など」となっていまして、「マンガに関わる人」が加入条件になります。

文芸美術国民健康保険に入りたい……

というめっちゃ現実的な事情で、以前仕事を辞めると決めた時から加入できる団体を探していたのですが、文芸・小説家の団体は大概推薦制をとっていまして、基本的にぼっちには厳しい加入システムとなっています。(文芸美術系団体はそういうところが多いようです)
なので、一回は諦めたんですよね。
そもそもライトノベルとかティーンズラブ小説とかの作家が入れそうな小説系団体が見つかりませんでした。
たとえば「著作家健保会」とか、名前だけで連絡先もわからないのです。推薦制かどうかの以前の問題ですね。「日本推理作家協会」とかは、私は推理作家じゃありませんしね……
「日本文芸家協会」も違う気がしません? 文芸を職業にしている……と言っていいのかどうか。
そんなわけで小説を書く方の「作家」としての団体所属は断念したのです。

しかしその時、同時に「マンガジャパン」は「マンガ原作者」の加入がOKで、推薦じゃなくても、実績があればいいのを見つけました。

実績か……
実績って、どこまであればいいんだろう……

その時点で「詰んでる元悪役令嬢はドS王子様から逃げ出したい」はコミックスが出版されていましたので、これでいいのであれば……と思いました。が、しかし、この作品はWebサイトに投稿した作品のコミカライズ。
はい、ここでも発生しました。
「私はマンガ原作者と名乗っていいのか?」問題。
コミカライズはマンガ原作者の「実績」と言ってもいいのか。
書き下ろしで、マンガ用原作として新たに書いてる分があるのは間違いないんだけど……

結論から言うと、「いい」みたいです。

でも、初めて「マンガジャパン」を見つけた時には、やはり加入申請は見送りました。仕事を辞めて2年間は「任意継続」という制度で以前の健康保険組合に入り続けることができます。2年の間に、何かいい方法が見つかるかもしれない……として、先送りにしたわけです。
もちろんそんなに甘いことはなく、無情に2年は過ぎ去り、現在は市町村の国民健康保険に加入しています。

ただ、その2年の間、幸いにも「詰んでる元悪役令嬢はドS王子様から逃げ出したい」がTLジャンル内でそこそこのヒットを続けてくれたおかげで、書き下ろしを含むマンガ原作の依頼が来るようになりました。
ポシャった話もあるのですが、現在も3件進行中です。時間はかかっていますが、いずれは世に出るのでは……と思います。
そして「これが世に出たら、マンガ原作者を名乗っていいのでは……!」と思って、頑張っていたのです。

しかし、私、小説もそうなんですけど、色々巡り合わせもあるんですが、書き下ろしものってなかなか進まなくて……

「時間はかかってるけど、出るは出ると思うので、これって実績にならないのかな……」
という気持ちで、事情を書いて「マンガジャパン」に加入申し込みを送ってみました。そしたら「問題ないですよ」って言われまして。

あら、問題ないんだ……
ということで、加入手続きを進めることになりました。

そして、「マンガジャパン」に加入できるとなれば、これはマンガ原作者を名乗ってもいいということですよね……!

そんなわけで、今日から私は「マンガ原作者」です!

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