出会い

「アイドルオタク」

 私はいわゆる「オタク」である。「アイドルオタク」と言われるものである。好きなグループのライブに行き、楽しませてもらっている。地方に住んでいながら、ライブに定期的にいくようになってから約6年、よく行くアイドルも何回か入れ替わった。私は主にグループの解散で行くアイドルが変わっていた。精力的に行っていたグループの推しメンの卒業は経験したことがない。ちょっと珍しいかもしれない。基本的に長く推す傾向にあるのではないかと思う。

 そんな中、今推しているアイドルは、新型コロナの影響でそれまで行っていたアイドルに行けなくなってしまったことと、ローカル(住居地に近い)なのにクオリティの高い作品を目にしたことと、これが一番なのだが一目惚れした子(推しメン)がいたことが大きい。

コロナ禍の出会い

 出会いは、紹介だった。これまで一緒にライブに行っていた仲間に「このグループいいですよ」と言われ、MVを見た瞬間に驚いた。ローカルという意味には「素人っぽさ」というニュアンスが含まれていると思っていた私をとてもいい意味で裏切ってきた。「素人っぽさ」が全くないというわけではない。それよりも「作品」としての完成度が高いと思った。こう言ってはなんだが、こんなに手軽(距離的な意味)に高品質なものを味わえるなら遠出しなくていいと思った記憶がある。そこから公式があげている動画を一通り見終えると、ある一人の子のことを深堀したくなった。たまたまライブ配信があり、見に行くことに。それがめちゃくちゃ楽しかった。私の好きな感じの子だった。これはもう一目惚れと言っても間違いないだろう。そんなこともあり、イベントがあれば行ってみようと思ったのだったが、コロナ禍である。その頃はオンラインが主流でリアルイベントがなかった。

 初対面できたのは知ってから2か月経っていた。その間には、オンラインが数多くあり、特典でビデオ通話することもあった。ただ、面と向かって3Dな彼女に会うまでに2カ月かかった。久しぶりのアイドルに始めましての彼女。その時はただ楽しかった。こんなに沼にハマるとは思ってなかったですが。オンラインイベントが続いていたこともあり、状況的にもいつイベントが中止になるかわからなかったため、リアルイベントが行われるたびに参加していた。とても貴重だと思ったからだ。ライブにも参加した。これまでの推しメンは、ライブでいいなと思った人が多かったが、今回はそんなことよりも一目惚れである。結果としては、ライブでの表現も良かった。そんなことから、今の生活が始まった。

 そんなこんなで今日まで今の推しメンを応援し続けています。今では各地でライブを行うので行くのが大変に思う時もあるが、それでも楽しさが勝るのでやめられません。果たしてやめられる日が来るのか…。

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