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シビレマシ

仕事帰りにサンテレビでさっきまで阪神の試合を見てましたが、近本と梅野以外全く内容が無い試合で絶望しましたカツですこんばんは。ええ、プロフには書いてませんが、1番和田2番久慈3番平塚の頃からの阪神ファンでございます。


前置きが長くなりました……


今日は、僕が家で自作しているカレー粉のお話を少しさせていただきたいと思います。

が、その前に……。

標題のシビレマシ、早速ではございますが、「タイトル回収」をさせていただきたいと思います。

とはいっても、特にひねりはございません。きっと僕のような駆け出しの記事までたどり着いてくださる皆さまなら想像がつくと思います。もちろん身体の不調ではございません。

舌の上を走る電流、ツンと鼻の先まで香るあの暴力的な香辛料。

麻婆豆腐の出来はこいつの香りと香味野菜で決まると思い込んでます。

そう、中国の山椒、「花椒」のことでございます。


ん? 何故カレー粉の話が花椒の話に飛んだか、ですって?

それは、僕がカレー粉を自作する理由がこの花椒に他ならないからなんです。

僕がカレーに強い関心を抱き、傾倒し始めたのが、4年前のことです。

4年前、今期もアニメ放送している某ジャンプの料理漫画の影響で、僕はカレーとスパイスに興味を持ちました。

その後は当時職場が梅田だったこともあり、一人で欧風カレーの店やインド料理店に通うことが多かった訳ですが、その年の冬、中津にある梵平さんというカレー屋さん(今もあるから行ったことない人はぜひ行ってください。ただし大盛はかなりの量出てくるので要注意!)でトマトキーマカレーを初めて食べ、自分の中の「カレー観」が芽生えたように思います。ある種僕の理想のカレーに出逢えたというか。それから、僕は神戸スパイスさんに伺いスパイス類を買い集め、自分でカレーを作るようになりました。

ただ、梵平さんのカレー、カレーや副菜も美味しいんですが、衝撃は他にありました。当時山椒を仕上げに店主さんが振ってくださるんですが、それが本当に僕のその後のカレー観を育てたと思うんですよね。カレーに唐辛子は今までもありましたが、当時山椒を振るというのは未知の体験だったので、僕はその時とてもカレー×シビレの可能性に胸が震えて汗とともに脳から汁がドパドパあふれ出る感覚に陥りました。

もちろん、当時の僕はそれが山椒なのか花椒なのか分かっていません。

でも、僕は自分で作るカレーには必ずこの「シビレ」を効かせたいと感じるようになりました。そこで、僕はハウスさんやSBさんのカレー粉で山椒系のスパイスが入っているものを探したのですが、なかなか理想のカレー粉は市販されてません。

ならば、自分で作るしかあるまい。

そう思って、僕はカレー粉を作り始めました。

もちろん4年間の中でカレー粉はマイナーチェンジしてます。

中でも「カツ印のカレー粉」の核、山椒系のスパイスは何度も行ったり来たりです。

和山椒のパウダーから始まり、花椒パウダー、ネパール山椒のティンブールホールを炒って砕き、その後和山椒のホールを砕き、今は花椒大匙1ほどを炒って砕いたものを、ブラックペッパー・シナモンなどと共にほかのパウダースパイスに混ぜ込んでます。

よく「カレー粉を自作している」って話をしたとき、「そこまでこだわるんですか!?」って驚かれます。でも、別にこだわって作ってる訳でも楽しくて作ってる訳でもないんです。僕はただ、食べたいカレーの味を再現するために、カレー粉の自作という面倒な方法をたまたまとっているだけ。幸い、今は理解ある大切な人にプレゼントしてもらったスパイスグラインダーが、ホールスパイスを炒ったものを10秒ちょっとで粉々にしてくれます。昔はすり鉢でホールスパイス砕いてたからガチでしんどかった……(苦笑)


だから、僕は敢えて文明の利器に頼る前提で、みなさんにも選択肢を一つ提案させていただきます。

みなさんも、「僕/わたしが考えたさいきょうのカレー粉」を作りませんか?

別にそれが山椒じゃなくてもいい。

少しアダルトなクローブの香りが強めのカレー粉。

カルダモンの華やかな香りが主張するカレー粉。

八角や陳皮など五香粉のような中華テイストの強いカレー粉。

あるいは僕もハウスさんもSBさんも使わないようなスパイスを全面に押し出したカレー粉。

それはこの世に出回っていない、だけどみなさんのカレー観を確かに満たしてくれるカレー粉になってくれるはずです。

十八番のカレーは、十八番のカレー粉から!

みなさんの善きカレーライフを願いつつ、明日の仕事に備えて早めに休みたいと思います。おやすみなさい……






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