上関町 長島

画像1 室津半島と上関大橋で結ばれている長島、その昔は瀬戸内海運の要衝として西の「下関」「中の関(防府)」東の「上関」として栄えていた島です。長島には東から上関、戸津、白井田、蒲井、四代の四つの集落があり、そのそれぞれに社が祀られています。上関地区の中ほどの丘の上には「上関城山歴史公園」があり上関の街や海峡を行き交う船を見下ろす展望地となっています。また、河津桜の植えられた公園の春は桜色に岡が染まります。
画像2 長島地区の背後の山の頂きに白い塔が見えます、そこが上盛山展望台です。展望台からは360度のパノラマが広がります、眼下の上関海峡、山口県最南端の八島、西は光や下松の町までも見渡すことができます。その他の地区もそれ ぞれに違った街並みや海の景色を眺めることが出来ます。
画像3 長島には東から上関、戸津、白井田、蒲井、四代と集落がありそれぞれに社が祀られています。最も奥の四代八幡宮が在ります、こちらの狛犬さんは明治後半の柳井狛犬です大きな口と角刈りのような頭が特長で宇宙人ぽくもあります。蒲井八幡宮も作られたのは柳井ですが柳井狛犬創成期の頃、獅子と言うよりはやんちゃな子犬のような姿です。白井田八幡宮の狛犬さんは昭和47年とあたらしいですが、台座には昭和9年と彫られています、何らかの理由で代かわりしたのでしょう。
画像4 戸津神社は大正8年、尾っぽは出雲狛犬の様にピンと立てた姿、表情は尾道狛犬の様でもあり、出雲と尾道のハイブリッドとも言えます。上関地区のすぐ裏手にある竈神社には出雲狛犬が居 られます、出雲狛犬は石材が柔らかいため風化により原形を留めていないことが多いのですが、こちらは状態もよく県内では珍しい出雲特有の丸い台座とダイナミックな姿を見せてくれます。上関地区の海沿いに在る大満宮、猫足に装飾された上台の上に幼児の様な狛犬さんが今にも駆けだしそうにしています。
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四代八幡宮
蒲井八幡宮
戸津八幡宮
白井田八幡宮
竈神社
大満宮

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