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プリキュアにハマった経緯

ここでは、私がテレビアニメ「プリキュア」にハマった経緯を紹介する。"経緯"というと堅苦しいが、言い換えればプリキュアにハマっていった時期の"思い出"であり、プリキュアと私の"馴れ初め"だ。

私はある日、「匿名ラジオ」という番組にハマり、過去回を聞いていた。「匿名ラジオ」は、ライターであるARuFaさんとダ・ヴィンチ・恐山さんの2人によるラジオ番組である。その日聞いていた回は、2人が魔法少女になれたらやってみたいことを挙げていくという内容だった。私はその回に出てきた魔法少女アニメのあるあるを非常に面白く感じ、"実物"を見てみたいという欲求に駆られた。そこで、おそらく実物に該当する「ふたりはプリキュア」を見てみた。面白かったのだが、そこまでハマらなかった。10話ぐらい見てそろそろやめようかなと思っていた頃。ふと近所の映画館の上映スケジュールを眺めていると、プリキュアの映画を上映しているのを知った。当時(2022年)の最新シリーズ「デリシャスパーティ♡プリキュア」の映画。18年前の「ふたりはプリキュア」しか知らない私は、今のプリキュアがどうなっているのか知りたくなり、見に行くことにした。

ある日曜日、家族連れが大勢いる映画館へ。右端の席に着席。CMが終わり、上映開始と同時にプリキュアの一人が観客に向けて挨拶を始めた。
「みんなー!今日は映画を見に来てくれてありがとう!」
「うおー!これこれ!プリキュアって感じ!」と心の中で私。入場者プレゼントの説明と諸注意をして、本編開始。冒頭は落ち着いて見ていた。話が進んでいき、ついに敵と遭遇。一人が叫ぶ「みんな、行くよ!」。変身開始。プリキュアの一人が妖精を手で持つ。
プリキュア「にぎにぎ!」
妖精「コメコメ!」
プリキュア「ハートを!」
妖精「コメコメ!」
私「(!?)」
にぎにぎ?んでほんとに握っとるし。やば。でもなんかすご。
そして変身は進む。スクリーンいっぱいに広がる光やハートのエフェクト。そして次の瞬間、プリキュアが何かをぱく、ぱく、ぱく。私「(!?!?!?)」。その後も変身は続く。衣装がどんどん変化。そしてキメ顔。舌をテヘペロッ!!

すごいものを見たと思った。こんな映像があるのか。かわいいに全振りするとこんなにすごいものができあがるのか。私は体の震えを必死に抑えていた。私はその日からプリキュアを見漁るようになった。

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