シン・仮面ライダー

映画「シン・仮面ライダー」を見た。最高だった。

本編が始まった瞬間から最高だった。映像に庵野秀明臭が充満していた。シンエヴァぶりに庵野監督の手掛けた映像を見られていることが幸せでたまらなかった。
庵野監督の映像は、他の人のそれと明確に違う。画面上の物体の配置や映像の切り替わり方など。私は庵野監督の映像が好きだ。好きな理由を具体的に説明できるようになりたい。今言えるのは、かっこいいから好き。

西野七瀬さんが出てくることを事前に聞いておいてよかった。急に出てきたらめちゃくちゃびっくりしていたと思うから。この作品には告知されていない出演者が数名いたのだが、西野さんの出演は事前告知があった。最近はそれほどだが私は熱心な乃木坂ファンをしていた時期があり、乃木坂のみなさんの活動には関心がある。西野さんが庵野作品に、しかも重要な役で起用されたのは感慨深かった。

公開初日に見たのは大正解だった。他人の感想を聞く前に見られたからだ。一つでも聞いていたら、あそこまでの感動はできなかった。例え「よかった!」のような単純な感想でも。「どんな映像なんだ?」という、疑問と恐怖を最大にして行ったからこその感動だった。あれは。

シークレットキャストも最高だった。過去の庵野作品出演者が出てきたときの「出たーーー!!」感。何で嬉しいのか自分でもわからないのだが、嬉しかった。

ルリ子さんの遺言のシーン。すごかった。尺の使い方がすごかった。心を揺さぶられた。少し、TVのエヴァ第二十四話の静止画が続くシーンに通ずるものを感じた。

チョウオーグが母親との思い出を回想するシーン、泣きそうだった。力強い映像だった。

私は仮面ライダーの知識はほとんどないがめちゃくちゃ楽しめた。庵野さんのファンであったのは大きかったかもしれないが。
話がわかりやすくて面白いし進むテンポもいいので、この作品の背景知識がない人でも楽しめるのではないかと思う。

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