人を褒める 12/9

他の会社の人たちも含めて、今の仕事を自動化できないか話し合うワーキンググループに適当にぶち込まれた。

普段は自分の席から離れることのない業務をしているので、他の会社の人と話すことも基本ない。他会社で打ち合わせなんてしたことがないし、ましてや社会人になったくせに名刺交換もろくにしてなかったのでとてもドキドキしながら打ち合わせに行った。ドキドキが分かりやすすぎたのか、上司から「お前のドキドキが伝わってもうてんねん!」とものすごい関西弁でツッコミを入れられて、もっと緊張した。でもスーツがいつもかっこいい上司なので、ちょっとだけニヤニヤした。そんな奴でも緊張はする。

ひたすら議事録をとって、帰ったあとで内容を整理してまとめた。
多分みんな何も私に期待していないので、そういう時こそしっかりやればギャップで良い印象を得られるだろう。と思い、見やすく分かりやすいまとめ方を意識して、言葉も簡潔にした。まあ、新人だし何事も精一杯やるのが当然。みんなやっていることだ。私が特別頑張ってるわけではない。
グループの人たちにメールで共有して、一息ついて普段の作業に戻った。すると隣の部署から上司が私の元にやってきて、「議事録。あなたハイパー頭いいね。」とだけ言って一瞬で帰っていった。
その人はちょっと風変わりで、正論だが言葉がキツいため、周りの人からも少し距離を置かれている。でも新人が作ったただのいち議事録に、多分努力を認めてくれて、わざわざ歩いて褒め言葉を伝えにきてくれた。これは、なかなか全員ができることじゃないと思う。すごいな、と思ったところで多分わざわざ口に出して言わない人は多いと思う。わたしも、わざわざ人を褒めに行ける人になりたいなあと思った。

でも、その人はそんな最高の褒め方をできる人だけど、私の同期が金欠で一緒にお昼を食べるのを断ったというだけで、その日一日中その同期をガン無視した人だ。女子中学生かよ。人にはいろんな面がある。おもしろいね。



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