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【6/19対DeNA10回戦●】投手陣が踏ん張れず逆転負け…。西純矢・湯浅京己よ、この経験を糧にワンランク上の選手に成長するんやで!!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、連勝ストップです。

西純矢選手のタイムリーなどで幸先よく先制できましたが、その西選手が制球を乱し、4回途中で降板します。

その後、何とか同点に追いつくも湯浅京己選手が痛恨の3失点を喰らいそのまま敗戦、連勝は5でストップとなりました。


打線の方ではバントミス・残塁など「理想通りの攻撃」とはいきませんでしたが、毎度毎度上手くいく訳ではないので切り替える他ないと個人的には思っています。

西純矢選手・湯浅京己選手ら若手に経験値を投資できたポジティブな敗戦と捉えて来週から仕切り直してもらいたいですね。



スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

西純矢

まずは今日のポジ要素となった打撃の方から振り返っていきます。


場面は2回裏、相手のエラーをきっかけに1アウト満塁のチャンスを作ります。
(久しぶりの打席ながらヒットで貢献する糸井嘉男選手は流石ですね。)

ここで迎えるは”8番”西純矢選手、野手顔負けのバットコントロールで三塁線を破るタイムリーツーベースを放ちます。

投手とは思えない打撃フォームセカンドベース上ではしゃぐ西選手の姿が印象的で、前日までの流れも含めて非常に効果的な先制点だったと思います。


ところが3点を先制した直後の3回表、立ち上がりから若干気になっていた制球面が本格的に乱れ始めます。

2アウト後、森敬斗選手にレフト前ヒットを許すと続く蝦名達夫選手にタイムリースリーベースを浴びてしまいます。

センターの近本光司選手が打球を弾いた後に、レフトの糸井嘉男選手のカバーが遅れたように見えたので、少し勿体無い失点ではありました。

続く2アウト3塁のピンチ、牧秀悟選手・宮崎敏郎選手に四球を与え、桑原将志選手に同点のタイムリーを浴びてしまいました。

フォークを叩きつけたり、カーブが完全にすっぽ抜けたりと全く制球が定まらず、ストライクを取るのがやっとでした。

怪我か何かを疑いたくなるような内容で、休養兼フォームの修正として一度2軍に落としても良いのかなあと個人的には思っています。
(矢野監督は試合後のコメントで次回も託すことを明かしてはいます。)


試合後西選手は

「先発投手としての仕事を果たすことができず、降板となってしまい悔しいです。特に、点を取られたイニングは何とか最少失点で粘り切りたかったのですが、リードを守り切ることができなかったので、しっかりと反省して次回の登板に活かしていきたいと思います」

とコメントしています。


この後振り返る湯浅京己選手にも同じことが言えますが、一度も打たれずに一流選手に育っていくことはあり得ません。

一度崩れたバランスを試合の中で修正していくこと調子が悪いなりに抑えていくことを徐々に覚えていく必要があるでしょう。

この試合を糧にプロ野球選手としてレベルアップしてもらいましょう。


浜地真澄

4回途中3失点で降板した西純矢選手の後を受けてマウンドに上がったのが浜地真澄選手でした。

右下肢の張りで5月16日に登録抹消されて以来、約1ヶ月ぶりの1軍戦でしたが素晴らしい投球を披露、頼もしい選手が帰ってきてくれました。


4回表1アウト1塁の場面で火消し役としてマウンドへ、迎えた佐野恵太選手をセカンドゴロ併殺打に打ち取ります。

さらに素晴らしかったのがイニング跨ぎとなった5回表で、森敬斗選手・蝦名達夫選手・牧秀悟選手を三者連続三振に仕留めます。

3人とも決め球はストレート「制球・キレ・球威」どれを取ってもハイレベルな状態で1軍に合流してくれたので、今後は勝ちパターンでの起用も十分あり得るでしょう。


登板後浜地選手は

「久しぶりの登板でしたが、たくさんのお客さんの前で、楽しみながら投げることができました。欲しいところでゲッツーも取れましたし、イニングもまたぎながら自分の投球ができた」

とコメントしており、楽しむ余裕すら感じられる素晴らしい投球だったそうです。


ここからオールスター休みまで選手たちにとって疲労が溜まるしんどい時期だと思うので、1ヶ月離脱していた浜地選手が救世主になってくれそうで一安心ですね。


湯浅京己

17試合連続無失点を続けていた”若きセットアッパー”が3失点を喫し、敗戦投手になってしまいました。


同点になった直後の8回表、5番手としてマウンドに上がります。

先頭の牧秀悟選手をストレートで空振り三振に仕留めるも、宮崎敏郎選手・桑原将志選手にストレートを捉えられ、1アウト1,2塁のピンチを招きます。

どちらも150キロ超えのストレートでしたが、コースが若干甘かった分捉えられてしまった印象です。

このピンチで迎えるは途中出場の神里和毅選手で、2日前に青柳晃洋選手から3ランHRを放っている選手です。

その神里選手に2球目の高く浮いた甘いフォークを完璧に捉えられフェンス直撃のタイムリースリーベースを食らいます。

続く嶺井博希選手にはショートへの内野ゴロを打たれ、中野拓夢選手のフィルダースチョイスで3点目を失います。
(神里選手の好走塁はもちろん素晴らしかったですが、中野選手の送球が1塁側に逸れなかったら防げたと思うと非常に勿体無い失点でした。)

球の勢いに関しては申し分のないものでしたが、甘く入ると命取りになってしまうプロの厳しさが感じられた場面でした。


試合後矢野監督は湯浅選手について

―結果的に湯浅のところで試合が決まる形となったが、なんとか耐えてほしかった

 「別に湯浅のボールを投げられれば抑えられると思うし。中継ぎの難しさっていうか、今まではもちろんいい形でずっと頑張ってきてくれているわけだから。打たれない投手、負けない投手はいないんでね。シーズンの中でこういうことがあって、また悔しさを次のバネにして行けばいいし。経験をね、プラスにして自分が成長して行けるそういう負けになったと思うんでね。切り替えてやっていくしかないよね」

とフォローするコメントを残しています。


矢野監督のコメント通り1球で全て狂ってしまうのが中継ぎという仕事の過酷さで、それを湯浅選手は肌で感じることが出来たでしょう。

西純矢選手同様、この苦い経験を活かしてさらなる成長に繋げて欲しいです。


気になったこと

長打力不足

「8安打4得点」

ここだけを取り上げると野手陣に関しては「十分仕事をした」と言えそうですが、送りバントのミスや11残塁などに目を向けると「もう少し点数を奪いたかった」のが本音です。

とはいえ毎試合毎試合理想的な攻撃ができる訳ではないので、打線を責めるつもりはありません。

それでも打線に関して気になるのが「全体的な長打力不足」です。


6月に入って島田海吏選手が1番にハマり、大山悠輔選手が絶好調ということで打線に繋がりが見受けられます。

これ自体は喜ばしいことですが、どうしても「上手く行き過ぎ感」が否めないので、どこかでこの繋がりが見られなくなる時が来ると思っています。

そうなった時に1ヶ月ほど前のような「得点力不足状態」に戻らないために鍵を握るのが「長打力」だと思っています。


単打・四球・送りバントなどで繋いでいくのには限界があるので、”長打の破壊力”に頼りたいのが正直なところです。
(春先好調だった広島が現在苦しんでいるのも上振れていた打線の繋がりが断たれ、鈴木誠也選手退団に伴う長打力不足が露呈したのが一因だと思っています。)

ですが現在の阪神は佐藤輝明選手・大山悠輔選手を除いて長打を見込める選手が存在しません。

新外国人補強の報道もありましたが、いつ正式な発表がありいつチームに合流するか不透明です。

となると「マルテ選手の復帰・糸井嘉男選手の復調・ロハス選手or小野寺暖選手のブレイク」あたりが現実的な解決策でしょうか。

どれも可能性が高いとは言えませんが、打線の繋がりが断たれた時にこれらの解決策がバッチリはまるか、あるいは別の何かで解決できることを期待しています。



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