【3/31対広島3回戦●】“広島キラー“秋山でも止められず…。アルカンタラ合流即登板で1回0封!
こんにちは!かったーです!
阪神タイガース、開幕6連敗です。
日本ハムが勝ったので12球団で唯一未勝利となってしまいました。
勝ちパターンが崩壊したことから始まり、拙攻・拙守が沢山見られ、挙句の果てには先発陣が踏ん張りきれないなど、負け方のパターンも豊富です。
少し愚痴っぽくなってしまいましたが、切り替えて広島VS阪神の3回戦を振り返っていきたいと思います。
いつも通り個人的に気になった選手・気になったポイントを振り返っていくので、楽しんでいってください。
スコア
スタメン
野手成績
投手成績
気になった選手
秋山拓巳
開幕6戦目のマウンドと連敗ストップを託されたのは秋山拓巳選手でした。
前日の伊藤将司選手同様、広島戦の相性が良く昨年は10試合に登板し5勝3敗防御率1.97という成績を残しています。
ローテを上手くずらしながらこれでもかと広島戦に登板し、その中で抑えているのは流石の一言です。
そんな秋山選手の登板結果は5.2回 80球 被安打6 奪三振3 与四球1 失点3で負け投手になってしまいました。
4回までは際どいコースに投げ込んでいく丁寧なピッチングでノーヒットに抑え込むことができました。
5回に入ると雲行きが怪しくなってきます。
先頭のマクブルーム選手に初ヒットとなるツーベースを打たれると要所で球が甘くなってしまい同点に追いつかれます。
6回に入ってもこの傾向は変わらず、菊池涼介選手のレフト前ヒット・マクブルーム選手のタイムリーツーベースはいずれも真ん中近辺のボールで非常に勿体無く感じました。
ただ打線の状態があまり良くないので、「点数を取られたくない」という気持ちがいつもより強くなり、序盤から力を込めて投球していたツケが中盤に回ってきたのかなあと勝手に思っています。
こういうところからも”負のスパイラル”を強く感じますね。
試合後秋山選手は
と振り返っています。
確かに序盤の慎重さはこれまで以上でした。
昨年10試合もぶつけられた上で抑え込まれた広島打線が”秋山対策”を練ってくることを考えると今年はそこまで意識的にぶつけていく必要はないのかなあと感じています。
阪神首脳陣の判断が楽しみですね。
佐藤輝明
開幕6連敗の中全試合4番で出場しコンスタントに結果を残している佐藤輝明選手。
この日も1点リードで迎えた5回表、先頭の近本光司選手がセーフティバントで出塁すると、糸原健斗選手が繋ぎ、マルテ選手が倒れて佐藤選手に2アウト2塁のチャンスが巡ってきます。
2アウトなので得点するには佐藤選手が打つしかない場面です。
この場面で佐藤選手はライトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、期待に応えます。
インコースのストレートを振り抜いた強烈な打球で打点を挙げることができました。
佐藤選手はこの一打について
と振り返っています。
4番として勝利に導くことはできていませんが、佐藤選手自身はコンスタントに結果を残しています。
ただ本塁打がまだ出ていません。
昨年の開幕直後を思い出してみると打線全体が活発だった中で成績以上のインパクトを佐藤選手の本塁打が与えていたように感じます。
今の阪神に漂っている悪いムードを振り払うには佐藤選手の本塁打が必要でしょう。
1打席でも早く本塁打が飛び出すことを願っています。
アルカンタラ
この日開幕から守護神として起用されていたケラー選手が登録抹消され、その代わりにアルカンタラ選手が1軍登録されました。
キャンプ中の左足捻挫の影響で開幕2軍スタートとなっていたアルカンタラ選手は3月30日のウエスタンリーグソフトバンク戦に登板しており、この日に連投テストをする予定だったそうです。
ですが1軍の中継ぎ事情もあり、この日緊急昇格となりました。
そして7回裏に3番手としてマウンドに上がると1回 16球 被安打1 無失点で抑え、しっかりと仕事を果たしてくれました。
先頭の堂林翔太選手のショートゴロを中野拓夢選手が打球処理に少し戸惑い、嫌な形で出塁を許してしまいます。
ですが続く末包昇大選手を低めのスプリットでショートゴロ併殺打を奪いカバーすることができました。
球速は149キロが最速で本調子とは言えない状況だとは思いますが、現状でもストレートで押すことができていたので、今後も期待が持てそうです。
アルカンタラ選手は
とコメントしています。
開幕からバタバタしている中継ぎ陣に心強い選手が帰ってきてくれたので、今後はもう少し落ち着いて試合運びができそうで一安心です。
渡邉雄大
秋山拓巳選手が逆転を許した直後の6回2アウト2塁の場面で2番手としてマウンドに上がったのが渡邉雄大選手でした。
坂倉将吾選手を相手に左のワンポイントとしてマウンドに上がり、ショートゴロに打ち取ってくれました。
前回登板の3月29日広島戦では西川龍馬選手を相手にワンポイントとして登板しましたが四球を与えてしまいます。
その後の菊池涼介選手を打ち取って無失点で抑えることはできましたが、首脳陣としては頭が痛かったはずです。
その嫌なイメージを払拭していくためにはこの試合のように与えられた仕事を全うしていくしかありません。
期待しています。
気になったポイント
近本・マルテ・ロハスがブレーキに
この広島3連戦、1戦目から順に2点→3点→2点と相変わらず得点力不足に陥っています。
1戦目の12残塁・3戦目の10残塁という数字が物語っているようにランナーが出てからのあと1本に苦しんでいる印象です。
このように苦しんでいる大きな要因が近本光司選手・マルテ選手の不振だと思っています。
この試合終了時の近本光司選手は打率.200・マルテ選手は打率.167と低調で、特にマルテ選手は長打がなく持ち味の選球眼も発揮されていません。
打線の核として想定されている近本選手・マルテ選手がここまで低調だと得点力不足に陥るのも無理はないでしょう。
「別の選手と代えるべき」という声も飛んでいますが、目先の勝利のためには選択肢としてありだとは思いますが、この2人の復調なしに優勝は厳しいので、じっくり調子が上がるのを待つべきかなあと個人的には思っています。
ただマルテ選手の打順を6番辺りに下げて糸井嘉男選手や糸原健斗選手のような比較的好調な選手を3番で起用するのはありかなあとは感じています。
前日のホームランで復調を期待していたロハス選手もこの日は4打数0安打でブレーキとなりました。
玉村昇悟選手・島内颯一郎選手のストレートに手も足もでない印象で広島バッテリーからすると変化球を投げる必要がないと判断したはずです。
ロハス選手に関してはストレートへの対応ができないと終盤での代打としても起用しづらいので、なんとも扱いが難しそうです。
拙攻・中継ぎの影に隠れて先発も踏ん張れていない
苦しい展開が続いていますが、その要因としてよく挙げられる中継ぎ陣・得点力不足の影に隠れて先発陣も昨年ほどの踏ん張りが出来ていない印象です。
もちろん青柳晃洋選手・ガンケル選手の離脱で経験の浅い選手が開幕ローテ入りしていたり、開幕3連敗の嫌なムードを背負った中で最低限の仕事をした西勇輝選手・伊藤将司選手・秋山拓巳選手は流石です。
ただこの6試合でQS(6回以上自責点3以内)を達成できたのは藤浪晋太郎選手・西勇輝選手のみで他の選手は3巡目以降に踏ん張りきれなかった印象です。
得点力不足の影響で少なからず先発陣もプレッシャーを感じているはずなので、責めることはできないですが、もう少し踏ん張って欲しいなあというのが本音です。
近いうちにガンケル選手・青柳選手が合流するでしょうし、2軍でもウィルカーソン選手・チェン選手が投げ始めていたり、村上頌樹選手も安定感のある投球を見せています。
悪い流れに流されない堂々とした投球で戦力が揃うまで踏ん張ってもらいたいですね。
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ありがとうございました。