見出し画像

【2月8日】阪神キャンプ情報まとめ(今キャンプ初の対外試合!日本ハム戦を振り返る!)

こんにちは!かったーです!

今回は2月8日におこなわれた阪神VS日本ハムの練習試合で個人的に気になった選手・気になったポイントをまとめていきたいと思います。

この試合は新庄ビッグボスの初陣ということでかなり注目が集まった1戦となりました。

キャンプ序盤の練習試合でありながら地上波での中継もあり、解説を藤川球児さんが務めるなど注目度の高さがうかがえます。

試合後の記事や藤川さんの解説の内容も交えてまとめていくので、この試合を振り返りたい阪神ファンやプロ野球ファンの皆さんは是非ご覧ください!


スコア

スポナビ 野球速報


スタメン

阪神タイガース
1番 中 近本光司
2番 二 木浪聖也
3番 三 大山悠輔
4番 右 佐藤輝明
5番 指 糸井嘉男
6番 捕 梅野隆太郎
7番 遊 小幡竜平
8番 左 江越大賀
9番 一 小野寺暖
先発投手  及川雅貴


北海道日本ハムファイターズ
1番 二 杉谷拳士
2番 左 野村佑希
3番 三 万波中正
4番 遊 五十幡亮汰
5番 中 細川凌平
6番 一 王柏融
7番 右 今川優馬
8番 捕 古川裕大
9番 指 郡拓也
先発投手  立野和明


試合開始前のスタメン発表から驚かされました。

阪神は前日にスタメンを発表しており、主力も出場する比較的豪華な打線を組んできたなあという印象を受けました。

日本ハムのスタメンが発表された時の素直な印象は「え、万波・五十幡って外野手だよな……?」でした。

2番から6番打者までを本職でないポジションで起用しており、新庄ビッグボスにいきなり驚かされました。

スタメンの選手を決めた経緯を新庄ビッグボスは「今日のスタメンのメンバーは毎日毎日、夜間練習をしてる子をメンバーに選んで、その結果が出たんじゃない」とコメントしており、サード万波・ショート五十幡のようなシャッフルポジションの意図に関しては「常に緊張感を持たすため」とコメントしています。

固定観念にとらわれない新庄ビッグボスらしい考えだなあと感じさせられましたし、この固定観念にとらわれないところを見習っていきたいなあと思いました。


継投

阪神タイガース
及川→浜地→村上→石井→湯浅

北海道日本ハムファイターズ
立野→谷川→河野→上原→柿木→西村


気になった選手

及川雅貴

阪神先発の及川雅貴選手は昨シーズンまでの中継ぎから先発への転向を目指しています。

そんな及川選手の投球内容は3回 49球 被安打3 奪三振2 与四球3 3失点と苦しんだ1日となりました。

解説の藤川さんが「球に角度がない」とおっしゃっていたように昨シーズンの及川選手と違って勢いがあまり感じられませんでした。

またボール先行の展開が多く制球にも苦しんでいたように映りました。

この内容を及川選手は「緊張していたのもありますが、先発投手として試合のリズムをつくれなかった」と振り返っています。

矢野監督は「今日の内容であれば長いイニングはしんどいなという印象。疲れて当然だし、その中でどういう投球ができるかも実力だし評価のうち。短いイニングなら一球一球全力で投げて目の前のバッターに集中すればいいけど、先発はそうはいかない。ブルペンでは確認できない(実戦での)バッターの反応もある。どっちに結果が出ても今も及川には全てプラスになる。まだまだ競争は始まったばかり」とコメントしており、物足りなさを感じながらもまだまだキャンプ序盤なのでこれからの巻き返しに期待しているようです。

後から出てきた阪神の投手たちも含めて、ブルペンでの投げ込みやアピールの影響で疲れが溜まっているからか、そのせいでストレートが思ったよりもきてないなあという反応を日本ハムの打者がしているように感じました。

もっと調整が進んだ段階での実戦を見て違いを探してみたいなあと思っています。


佐藤輝明

3点の先制を許した直後の1回裏の阪神の攻撃は先頭の近本光司選手が内野安打で出塁したあと盗塁やタッチアップで2アウト3塁のチャンスを作ります。

そのチャンスにこの日4番を任された佐藤輝明選手がタイムリーで期待に応えます。

初球の高めのボール球を見送って、2球目の外の変化球を逆らわずにレフト前にヒットを打つという綺麗な形でした。

この初球のボール球を佐藤選手は「(状態が)悪いときなら振っているかもしれないし、きょうはよかった」と振り返っており、状態の良さがうかがえます。

新庄ビッグボスも「1打席目の佐藤くんの三遊間なんか、素晴らしい。ああいうバッティングをできる子。続けていってほしいですね。偉そうなことは言えないけど」とコメントしています。

試合後佐藤選手は「打てるフォームに、近づいているんじゃないかなと思います」とコメントしており、藤井康雄1・2軍巡回打撃コーチと取り組んでいることが徐々に形になってきているのかなあと感じられたので、今後にも注目していきたいと思います。


大山悠輔

2点を追う3回裏2アウトランナーなし、大山悠輔選手が打席に立ちます。

元阪神の谷川昌希選手が相手で、インコースのシュートを攻め込まれてかなり意識させられた中でファールで粘っていき、6球目の甘いボールをレフトスタンドにぶち込みました。

2球外のストレートを続けたら1軍の4番である大山選手が逃すはずがないといった内容の解説を藤川さんがしていたのが、個人的にはかなり印象深かったです。

ファンやマスコミが佐藤輝明選手とどちらを4番にすれば良いかを議論する場面がいろんな場所で見受けられます。

実績や安定感を考えると4番に大山選手が入った方が収まりが良いように私は感じています。

このホームランをきっかけに順調な調整を重ねていってくれることを期待しています。


石井大智

また後述しますがこの日の阪神投手陣はあまりピリッとせずに苦しんでいた中で、唯一無失点で切り抜けたのが石井大智選手でした。

先頭の水野達稀選手に三塁打を打たれますが、続く高濱祐仁選手をサードライナー、松本剛選手をファーストファールフライ、清水優心選手を空振り三振に打ち取り無失点で切り抜けます。

解説の藤川さんがおっしゃっていたのがストレートは良いものがあるので、ウイニングショットが必要ということです。

最後の空振り三振に関しても、抜けた変化球で抑えられたものの、もっと低めに投げ切ることができないと通用しなくなるでしょう。

試合後石井選手は「変化球全球も投げられましたし、感覚も去年よりはいいものが出てきている。それを継続させて、よりいいものを求めてやっていきたい」とコメントしています。

藤川さんが評価するストレートを持っている選手なので、我々ファンの期待値は高くなっています。

応援しております。


湯浅京己

9回表にマウンドに上がったのが湯浅京己選手です。

中日のスコアラーさんに「浅尾さんみたいになる可能性がある」と言わしめた阪神期待のセットアッパー候補なので、実戦での投球をかなり楽しみにしていました。

2アウトまで簡単に取ることができ、この日の投手陣では数少ないポジ要素になるかなあと勝手に思っていました。

ですがそこから難波侑平選手に二塁打、石井一成選手にタイムリーツーベースを打たれ、失点してしまいます。

解説の藤川さんが「投球フォームが少し崩れている」おっしゃっていたので、少なからずキャンプ中の疲れがでてるのかなあという印象です。

試合後湯浅選手は「ボール球でいいところで、打者を空振りさせる、いいところに投げ過ぎようと力んだ部分もありました」とコメントしており、変化球に課題を残したようです。

プロ入り後腰の怪我で満足にキャンプを送った経験がないそうで、これからもっと体力や馬力をつけていく必要があるでしょう。

そこがしっかりしてくれば、より力強い球を投げられると思うので、浅尾さん級のセットアッパーになるかもしれません。

期待していきましょう。


気になったポイント

阪神投手陣

この日の阪神投手陣は4番手以外の石井選手以外は全員失点してしまい、課題が残りう内容となりました。

キャンプ序盤の練習試合なので結果はどうでもよく、出場した選手それぞれが課題を見つけることが最優先ではありますが、1人ぐらい良い結果を残してワクワクしたかったのがファンとしての本音です。

矢野監督は試合後「投手がもうちょっと頑張ってくれたらというのはありますけど、結果が出なかった、課題が見つかったということでこれからしっかりやってくれたら」と投手陣に対してコメントしています。

キャンプ終盤の実戦やオープン戦での変化を楽しみにしています。


阪神野手陣

この練習試合ではチームで6本のヒットを打ちましたが、打った選手が近本光司選手・大山悠輔選手・佐藤輝明選手・糸井嘉男選手・高寺望夢選手ということで高寺選手を除いて実績がある選手のみとなりました。

アピールが必要な小幡竜平選手・木浪聖也選手・小野寺暖選手・江越大賀選手あたりに結果が出なかったのは残念でした。

完全に印象なのですが、彼らのような経験の浅い選手たちは日本ハムの勢いに完全に飲み込まれてしまったように感じました。

各選手にテーマがあり、それを達成するためにキャンプで練習を重ねているはずです。

実戦でいきなりその成果が出るとは思わないので、我々ファンは焦らずじっくり応援していきましょう。


日本ハムの雰囲気

新庄ビッグボス率いる日本ハムは”新庄イズム”が浸透し、ガンガン声を出し、ガンガン振っていくことで大きな勢いを生んでいました。

勢いだけでなく2アウト時でも外野フライを捕球したら中継先の選手にしっかりとスローイングするなどの工夫が見られ、こういったところにも新庄ビッグボスの影響があり、素直にすごいなと感じました。

若い選手が多いという点で共通点のある阪神はここから学べるところがあるはずなので、良い刺激になったと思います。

矢野監督も「うちとしてはいいところというのは、ちょっと少なかったかな。逆に日本ハムのプレーから学ぶというか、うちもやっていきたいなというのもあった」と振り返っており、新庄イズムから学べるものは学ぶ姿勢です。

結果は出ませんでしたが良い練習試合になったのは間違いありませんし、新庄ビッグボスのやり方に賛否両論巻き起こっていますが、チーム内には上手く浸透しているように感じられました。

今シーズンは”プロ野球を全力で楽しむ”と決めているので、日本ハムも引き続きしっかりと追っていきたいと思います。



野球関連の記事はこちらです↓

キャンプ情報はこちらです↓

Twitterもやっています↓

あるがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?