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かかった時間が今の実力ってお話

さて、@西野亮廣 さんの[映画]えんとつ町のプペルのお話。

今回の話を整理すると3

1、映画えんとつ町のプペルやるから、YouTubeチャンネル持ってる人は、カバーして歌ってくれたら西野亮廣さんがリツイートするよ。
2、カバー曲を歌ってるのが条件
3、プロなら爪研いでるでしょ?スピード✖️クオリティですよー。

と言うのが今回の条件。

やっぱり、歌ありき。
ミュージック・ビデオを撮っている相方高梨氏は、ほんとーに歌ありきでやるんですね?
と、改めて確認される

そんな事聞かれたら上の方見てる目は完全に泳いでる。「はい」

まあ確かに、歌のクオリティはとても心配。
でも、1番に楽しそう。こう言うの乗っかるからYouTubeチャンネルが面白くなるよね。こっちの方が、強い。

じゃあどうやるか?

料理と世界観は絶対だよね。

ここでの世界観はというと、ルビッチのお母さんが作ったハンバーグを瞬間燻製をかけて

「えんとつ町のスモーキーハンバーグ」

セットは店の物を全て駆使してなんとかキッチンそこに6キロのドライアイスを仕込み黒いシルクハットに黒のズボン、白のシャツ。

そして、お母さん役の味岡さんは緑のエプロン買ってきてくれて完璧可愛い。

**その3日後くらいにはには撮影。 **

ここは管轄内なので、全て用意出来る。

後は、編集と伴奏、自分の歌。

ここからが大変だった。

なんと言っても自分の歌。寝ても覚めてもずーーーーーーーーーーっと、ずーーーーーーーーーーーっとプペル。店の卓上に飾るお花の生け込みにきてくれているお花屋なのに、歌手のマリさんに忙しいのに時間もらってアカペラオカベ歌を聞いてもらってアドバイスもらったり。とにかく、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとプペル。
これしかみんなの足を引っ張らないように出来る事ないのだ。

おかげで、プペル大好きになっちゃった。

そんな愛情たっっぷりのプペルの歌の伴奏

お願いしたのは、仲間の友人。大学が音楽家だそうでやってもらえるか聞いてみたらなんとかやってくれるそう。

ただ、時間がない。一週間の期間(そんななかったかも)

無事、レコーディングが終わって演奏が送られてきた所、うまい。
素人目から言っても一週間でここまで引けるようになるのはすごいな。
ただ、伴奏としたらプロの領域には達してない。正直な感想。(誓っていうが、この短時間でここまで仕上げてくれた事はたくさんの練習と、時間を自分たちのために使ってくれたことには本当に感謝してるし、会って話したらめっちゃ良い人)ここに、僕の歌を合わせるとどうしても、お遊戯会になってしまう。

これは困った!!誰かー!!

ここは本当にどうにもならなくて、正直凹んだよね。

時間のリミットとクオリティ。なかなかどうして上手くいかない。

そんな失意の中、一週間が過ぎ次のお花の生け込みの日。
悩みつつ、色々お世話になってるので現状報告。

『そっかー、ちょっと友人に聞いてみるよ。』

えっ!!!

今なんて?

『もしもしー。実はこれこれかくかくしかじか(古いか)』

、、、(俺)

『やってくれるって』

うひゃーー!!まじか!!うれしい!!

絶体絶命を救ってくれたのは、マリ先生。ありがとう。(涙)

そんな訳で楽曲をお渡しして、プロの音楽家の滝さんに出来るだけで良いいので早めに〜っと最上級の下手に出ながらのお願いをしつつ夜の営業に突入したんだよね。

さて何でこんなに時間×クオリティの話するの?って言うと
プロのお仕事は、時間って大切な物差しなんだよね。
打ち合わせや、ミーティングでの意思決定。完成時のヴィジョンの共有や問題点出し。など、これ全て制作の時間を最小限かつクオリティをを上げるための作業。
しかも、その制作物は生物で時間が経つにつれて価値が下がっていく。
自分は料理人なので料理でしか例えられないんだけど、
例えば、今度パーティーを主宰したいお客様が、唐突にレストランに来客したとする。メニューを見て鮮魚のカルパッチョを注文。
勿論ここには、お店の雰囲気や味、サービスを見たいという意図があるよね。
カルパッチョという料理は、生魚の身を日本の刺身のように薄く切りそれを皿に並べて、ソースやサラダ野菜で仕上げる鮮度が重要な意味を持つ料理。
このお皿が出るまでに、どんなに美味しくて、飾りも素晴らしく綺麗でも1時間かかったら興醒めしてしまう。
なので、この料理の評価は限りなく0。下手したら、、、しなくてもマイナスになる。
なので、お店がやる作業は今現時点の100〜80点を最速で提供する必要がある。
この場合の評価の仕方は、この短時間で(お客様目線では80点だけど)このレベルの料理を出してくれるんであれば、少ない打ち合わせで100点に近い料理を提供してくれるだろう。

時間X味=クオリティー

になって、パーティーの打ち合わせに移行する

これが、プロの常識
時間かければ良いものが出来るのは当たり前で、そこにそれ以上の価値は生まない。

厳しい世界やーー

なので、一度みんなで決めた目標達成のために自分のできる全てのことを迅速に進める必要があったんだ。

次はいよいよプペル最終回衝撃の結末





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