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◆オーディトリー・ニューロパシー(108):術後4日目・退院日

・右耳人工内耳埋め込み手術無事終わっての退院日。入院中一番良く眠れた。5:45目が覚めたのに二度寝しちゃって6:30過ぎ。朝から荷造りをあわてて始める。

・8:15、朝ご飯かっこんでから主治医先生の診察。傷を見てもらい、今日の予定を確認して終了。退院OK。「抜糸はしないんですか」って聞いたら糊みたいなのでつけているから抜糸はないらしい。お風呂も傷をかきむしったりとかしなければ普通に入っていいらしい。4日入ってないから早く入りたいけど傷が開かないかやや心配。

最後にかっこんだ朝食。

・外来て人工内耳の調整。高めの「ヒュインヒュイン」音があらゆる音声にまとわりついているのを抑えてもらう。「ヒュインヒュイン」が出ないようにしてもらうと今度は声が全体的にぼんやりして物足りなくなる。ちょうどよいところを見極めてもらうのが難しいな。なにしろ耳鳴りがすごすぎて調整の手がかりとする検査音が聞こえてるかわかりにくい。「聞こえ始め」「かすかに聞こえる」音がぜんぜんわからない。こちらの反応が定まらないため調整の結果も「なんか違う」となってしまう。一番嫌でないところでなんとかしてもらう。

充電池も2つ分に

・その後会議室に連れて行かれ、某人工内耳メーカーの社員さんから説明を受ける。スポーツマン風爽やか系のおじさまである。部品・付属品の一つ一つを使い方から何から丁寧に説明してもらい、何かとほめたり励ましてくれるて、アプリの設定も全部してもらう。この間、タブレットの文字起こしアプリをつけたままにして発話が見えるようにしてくれていた。前回左耳を人工内耳にした病院ではメーカーからの説明なんてそもそも何もなかったな・・・。当時の言語聴覚士の先生からトリセツすらくれなかったので自分でメーカーのサイトからダウンロードして、アプリも自分で調べて設定したし。何に使う道具なのか今日はじめて知ったものも結構あった。人工内耳装用者カードなるものも今回はじめてもらった。こうした対応の差は、4年の間に体制が良くなったからか、地域格差なのか、それともたまたま不運にも勉強不足な方にあたってしまったのか。しらないけど。

・退院手続き。医療費2,305,431のところ3割負担と高額療養費制度適用で134,270。あと保険の補填もあるだろうから自己負担はもうちょっと少なくなるはず。医療・保険制度のありがたみ。

人工内耳のケースやら説明書やらが入っている
リュックがかさばって移動に難儀

・それにしても言語聴覚士の先生の対応に限らず4年前に別の病院で手術を受けた時との違いといったらなかった。まず入院期間が11日→6日と約半分になった。今回は木曜入院、金曜手術、週末安静、月曜音入れ、火曜退院ととてもコンパクトな日程。傷口も耳の後ろ数センチと短く、頭はぼこぼこにならず、尿管もなくて体へのダメージも少なかった。必要な情報提供もしっかりしてもらった。主治医の先生はじめ、この病院で人工内耳にかかわる先生がたにお世話になった。ありがとうございました。たいへん充実した入院生活であった。地元に戻って中華料理屋さんでひとり打ち上げ。両耳人工内耳者になった。

無事退院の一人打ち上げ


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