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難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(18)

大学院で臨床心理学を学びながら大学で助教として勤める生活。自分自身の聞こえの問題はあまり考えなくなり、難聴者の研究をほそぼそと続けていた。当時のSNSの日記から。

今年の某心理系学会

某心理系学会の今年の出番が終わった。
きのうは難聴研究関係のワークショップと難聴研究のポスター発表。
きょうは新型うつ関係のワークショップ。関心のある方が多かったのか、持ってきた資 料70部がなくなったうえにメールでの資料送付希望もいただいたのはありがたかった。が、話題提供の時間配分に失敗した ので深く反省している。 ひとりで反省会をやりたい。
2012年09月12日19:04

難聴研究関係のワークショップでは、コミュニケーションの配慮を考えるというテーマで話題提供や議論をおこなった。

難聴研究の講演

難聴研究でお世話になっているY先生からのお話で、
3日にY県で難聴の研究の話をしてまいります。

いままだそのスライドをつくっていることろです。
なさけない聞き間違いとか個人的な体験も話すことになろうかと思います。
はじめにわたしが話して、次にY先生や耳鼻科の先生もまじえて
パネルディスカッション的なことをするそうです。
いま難聴のストレス対処の研究をしているので、耳鼻科の先生や当事者の方々からいろいろご意見を聞けたらと思います。

ちなみに、まさか新聞のサイトに告知が出ているとは思わず、少々びびっているのであった。
2012年10月31日18:38

 毎年開催される全国中途失聴者・難聴者福祉大会にも参加するようになった。当時の日記の抜粋。

全国中途失聴者・難聴者福祉大会

7つある分科会のうち、第4分科会「難聴・中途失聴者の心の問題」に参加しました。
http://fukushisaitama.web.fc2.com/subcommittee.html

きょうは半分当事者、半分研究者モードというところでありましょうか。
「そういう経験は自分にもあるなあ」とか思いつつ、話の内容について、わからずやで、疑い深く、なかなか納得しないで文句ばっかり思いつくような、相当やな感じで考えていたのであった。
もっと軽度や中度の難聴者の研究もしないといけないと思ったし。

ところで、分科会の後半でピアカウンセリングのデモをするから
会場から3人つのりますというので、いちおう臨床心理学を勉強している院生なものだからいい経験になるかと思って手をあげてみた。
わたしは「いま悩んでいること」をききだすワークをした。こういうことをするのは授業以来で、デモだからうまくやる必要はないわけなので、それはなんとか無事終わったのだけど。

その後、たまたま取材にきていた某放送局のテレビ番組からデモをやった3人にインタビューを、と声をかけられて、テレビカメラの前でインタビューを受けることになってしまった。
聞かれたのはデモやった感想なので、無難なことしか答えていないが、あれはほんとに放送されるのだろうか。
デモに参加した3人の中でいちばん難聴者っぽく見えないので、世間一般の難聴者像から大きく外れるだろうから、ぜったいぼつになるだろうと予想している。
2012年12月01日23:59



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