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人工内耳手術日記6日目:期待値が下がる

人工内耳の埋め込み手術後2日目。耳鳴りがうるさいのと首とこめかみの筋肉が痛いのとでなかなか寝られなかった。寝たりさめたり寝たりさめたり。昼間にX先生に出した「手術無事終わりました」メールに夜返事が来ていた。今の自分比でややテンション高めな励ましの言葉を暗がりの中でじっと読む。

研修医の先生に傷の手当をしてもらう。傷のところをふいてもらったが、たいして痛くない。その後、留置していた点滴の針も抜けた。首から下のシャワーもOKになった。

午前中はつとめている大学の仕事、学外の仕事。

人工内耳の手術が終わったことをツイッターに書いたら、同じような境遇の人がけっこう「いいね」をつけてくれた。どこの誰かわかっている、そしてわからない人工内耳手術経験者としばしやりとり。

今日は病院のコンビニでアイスが4割引きの日だったので、手術頑張ったごほうびってことでいいやと「しろくま」買って食べてしまった。ヨーグルトとどらやきも。

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夕方ごろ、手術してくれたA先生が様子を見に来てくれる。内耳をちゃんと守るタイプのやり方で手術をしてくれたのだそう。手術中に行った、反応が悪かったというNRTという検査の値について、予後をどれだけ予測できる指標なのかと質問したら、ある程度相関があるということだった。ただ、反応なくてもちゃんと聞こえるようになる人もいるので、望みはゼロではないと思ってます、と。右耳も同時にこの状態になるというのは難しいので、右はまだやらないということに(昨日の話のループ)。

うーむ、「音入れ楽しみですね」ってX先生をはじめいろんな人がいってくれたけど、あんまり期待しないでいたほうがいいのだろうか。現在左耳は「シーン」っていう耳鳴りしか聞こえない状態。主治医のB先生は音入れするまでこの状態が続くかもっていっていた。多少なりとも環境音と人の声の存在がキャッチできれば成功、というところであろうか。

耳鳴りの音がうるさくて眠れなかったので、ベルソムラっていう眠剤もらって寝る。

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