子育て

今日、半年ぶりに姉の子供(2歳・♀)とあった。神奈川で暮らす姉は、旦那と娘と3人で暮らしている。その姉が、第二子を妊娠して今年の夏に出産を控えている。そんな中、実家に荷物などを取りに戻るということで、我々夫婦も引越し前に冬服などの荷物を実家に封印しようと目論んでいたこともあり久しぶりに姪にあうかーと同じタイミングで埼玉に帰省した。

2歳ちょっとの姪は、人間に近づいていた。意味のある言葉を発し、歌を歌いりく(犬)のことを呼ぶ。不安定ながらも、走ったりもできるようになっているので家の中を散策して、私の両親はにこにこして追いかけていた。その姿を見て、愛らしいと思うと同時に、「これ、夫婦共働きでも片方が育休など休みだとしても世話するのめっちゃ大変だな」と改めて感じた。

中国(内陸部)や東南アジアでは、割と子育てを祖父母が担い・親は海外や都市部で働き生活費・子供の学費を稼ぐというパターンもあるが、東京一極集中とはいうものの、上記エリアと比較して経済水準もそれなりに高い日本では「生きていくため」に祖父母に協力を仰ぐ。ということは難しい気がする。

では中国は中国でもエリート層の多い都市部(もはや日本を経済的に超えているであろう)エリアの子育て状況はどうなのだろう。

と思って調べたら、興味深い記事があった。

その中では

上海長寧区における「0-3歳乳幼児をもつ共働き夫婦の生育観と育児状況の課題研究(2012年)」による調査結果でも、共働き世帯の68.5%は祖父母か親戚、ベビーシッターと共同で育児していると報告されています。都市部では、働く親は朝と夜だけ、または週末だけ子どもの面倒を見ることが多いです。ベビーシッターや民間の託児所といった「育児支援サービス」を利用している家庭もありますが、ベビーシッターの労働市場は、まだ資格などの制度が普及していないため、ベビーシッターの質の低さ、責任感の欠如、流動性の高さなどによる子どもへの悪影響が懸念されています。民営託児所も整備しきれておらず、保育の質がまちまちであるため、共働き家庭はやはり祖父母に預けることが一番安心だと思っています。

これは、日本においてさえもキッズラインさんのような事件もあることから、中国エリート層が同様の懸念をすることはもっともである。

やはり生活面・子供を安心して世話してもらうとなると祖父母が1st choiceになるのだ。

ただ、これではそれぞれの置かれた「運」に完全に左右されてしまう。。。
両親が健在であること・職場と両親の住居がそれなりに近いこと・両親との仲がよいこと などなど サザエが働く、サザエさん的な家をつくれるかどうかは「運」になってしまう。

もはや、人口減・少子化は不可逆的レベルの日本で「運」に頼ってしまうのは恐ろしいことだ。

官邸で「希望出生率1.8の実現」に向けて諸々と施策を実施しているようだが、まずはこの2つをどんどん力を入れてやっていってほしい。

⑥多様な保育サービスの充実 
⑦保育サービスを支える多様な人材の確保、生産性の向上


*個人的に、一億「総」○○という言葉は大嫌いですが。



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