ポケトークライブ翻訳とUdemyを使って、スキルとエンジニア英語を覚える
エンジニアをして、専門スキルがついてきたので、英語スキルをアップしたいと思う人は多いのではないでしょうか。英語ができるようになれば、仕事の幅も広がりますし、英語の文献から情報を得ることしやすくなります。
とはいえ、「専門スキルと英語の両方を勉強する時間がない」「専門スキルの勉強は楽しいんだけど、英語の勉強ってなかなか続かない」と悩みを持っている人は多いと思います。
この記事では、ポケトークライブ翻訳とUdemyを使って、専門スキルを学びながら英語力をアップする方法をトライし、そこで感じたオススメする3つの理由を紹介します。
ポケトークライブ翻訳の機能概要と、Udemy概要についてお伝えした後、実際に英語講座を受講してわかったことについて記載しています。
英語のスキルアップに悩んでいるかたは、勉強方法の一例として参考にしてみてください。
ポケトークライブ翻訳とは
ポケトークライブ翻訳は、ポケトーク社が提供する翻訳サービスです。
一般的に、「ポケトーク」と言うと、専用端末を思い浮かべる人が多いと思いますが、ポケトークライブ翻訳は、専用端末が不要で、PCやスマートフォンで利用できます。
ポケトークライブ翻訳について、解説していきます。
ポケトークライブ翻訳は専用端末が不要
ポケトークライブ翻訳は、サービスを申し込むことで、PCやスマートフォンで利用が可能になります。
使い方はどちらの場合でも、非常に簡単です。
1.ポケトークライブ翻訳をたちあげる
2.翻訳する言語を選択する
3.双方向か、片方向か選択する
4.翻訳する音源を選択する
実際にPCで利用する場合の設定方法を説明します。
スマートフォンの場合でも、同様の設定をすることで、ポケトークライブ翻訳を使用できます。
1.ポケトークライブ翻訳のページにアクセスする
https://live.pocketalk.com/home
にアクセスします。
2.翻訳する言語を選択する
「PCの音を通訳」を選択した場合は、下記のように設定方法が表示されます。
設定方法と同じように設定し、「共有」をクリックします。
3.翻訳する言語と、双方向か片方向か選択する
「相手の言語」には、翻訳元の言語を選択し、「私の言語」には、翻訳後の言語を設定します。
例えば、Udemyの英語コンテンツを受講する場合は、「相手の言語」には、「英語(米国)」を選択し、「私の言語」には「日本語」を選択します。
リアルタイム翻訳機能でスムーズな翻訳ができる
ポケトークライブ翻訳は、リアルタイムで翻訳された言語が表示されます。
例えば、マイク音源を翻訳する場合は、会話の内容をマイクで取得し、聞こえた言葉と、翻
訳した言葉を表示してくれます。
リアルタイムとはいえ、数秒のタイムラグは発生してしまいます。
会話の内容を判断して、それをクラウド上で翻訳した後、結果を表示するため、その分の時間がかかります。また、文章が終ってからでないと、正確な翻訳はしにくいため、文章が切れるまでは待つ必要があります。これは、通訳者でも同じことが発生するのでやむを得ないことかなと思います。
タイムラグはあるものの、言っている事がわからなければ、全くコミュニケーションや内容理解ができないので、それに比べれば、意味が理解できるメリットの方が非常に大きいと感じます。
多言語対応・高精度翻訳
ポケトークライブ翻訳は、10言語を74言語に翻訳でき、言語ごとに翻訳する処理エンジンが違うため、最適な翻訳をすることができます。
一般的に、翻訳は1つの共通のエンジンで複数の言語を処理することが多いですが、言語ごとに処理エンジンをきりかえているため、発音やイントネーションなど言語ごとの特徴にあった処理エンジンになっています。
英語だけでなく、中国語や、タイ語、韓国語なども高精度に翻訳することが可能です。
Udemyは学習プラットフォーム
Udemyは動画学習プラットフォームで、22万コースの講座が登録されています。
受講するためには、個人で講座を買い切る方法と、法人プランとして定額で動画を見放題にする方法があります。
Udemyは世界的なプラットフォームです。例えば、開発のカテゴリーの講座を検索すると、日本語講座が1,228本に対して、英語講座は10,000本と英語講座の方が10倍程度の講座数があり、充実しています。
今回、法人プランが利用できたので、英語講座をポケトークライブ翻訳を使って受講してみました。
ポケトークライブ翻訳を使用せずにUdmeyの英語講座を受講してみる
まずは、ポケトークライブ翻訳を使用せずにUdemyの英語講座を受講してみました。
最初に受講した講座は、「GitHub Actions - The Complete Guide 」です。
講座内容の詳細の説明は控えますが、会社の業務で現在使用している内容で、身に着けたいスキルの一つです。
ちなみに、私の英語能力は、TOEIC650点くらいで、ゆっくりな英語や、簡単な文章であれば、読み書きや話すことができます。しかし、早く話されるとヒアリングできませんし、わからない単語がでてくると一気に話がわからなくなります。
Udemyの字幕には日本語がない
Udemyの英語講座には、日本語字幕機能がありません。字幕の表示は英語のみです。そのため、聞き取れない部分は字幕でどのような単語かは拾えますが、単語がわからなければ、話している意味はわからなくなります。
また、だいたい意味はわかったかなと思っても、確実に理解できているわけではないので、その程度の理解が続くと、「本当に理解はあってるのかな?」と不安になってきます。
不安な状態では、専門スキルも誤って理解したり、理解速度が遅くなってしまったりしてしまいます。
Udemyの講座は数時間に及ぶ
英語講座を受けていて、もう1つ辛いと感じたのは、講座が数時間にも及ぶことです。もちろんセクションは10分程度で区切られていますが、全てをしっかり受講しようとした場合、英語を数時間聞き続けなければいけません。
英語になれていない人にとっては、集中力も持ちませんし、眠たくもなってきます。
日本語をたよりにできるのは、負担を減らしてくれますし、集中力の持続もしやすくなります。
ポケトークライブ翻訳を使ってUdmeyの英語講座を受講してみる
英語のみで受講することの難しさを実感したので、ポケトークライブ翻訳を使って受講しました。
受講中はこのように表示されます(Udemyの画面はコピー保護が掛かっているため、黒い画面です)。
左が、Udemy講座のウィンドウで、右がポケトークライブ翻訳のウィンドウです。
Udemyの講座でも英語の字幕が表示されます。
今回は、モニタが1つだったので、左右にウィンドウを並べています。
モニタが2つの場合は、1画面にUdemy、もう1つの画面にポケトークライブ翻訳の画面を表示すると良いでしょう。
Udemyの資料の見やすさ、ポケトークの翻訳文字の見やすさを踏まえると2画面がオススメですが、1画面でも十分に見えます。
ポケトークライブ翻訳の精度は良好
ポケトークライブ翻訳を使ってUdemyを受講すると、数秒遅れて、ポケトークライブ翻訳のウィンドウにも英語字幕と、日本語翻訳が表示されます。
講座で話されている内容を正しく認識し、認識してくれます。
英語の字幕が正しく表示されれば、翻訳はお手の物です。
Udemyの英語字幕と、ポケトークライブ翻訳で認識した英語は一致しており、日本語翻訳も正しいことが確認できます。
ご覧の通り、オリジナルと同じ字幕が表示されて、高精度な翻訳結果が出力されています。
翻訳結果が出力されるまで、どうしてもタイムラグがありますが、大きな問題はありません。
基本的には英文で理解しようとしているため、その理解のチェックや、分からなかった単語や文章の確認なので、後から見返しても意味を補間できます。
英語コンテンツをポケトークライブ翻訳を使って受講するメリット
最後に、英語コンテンツをポケトークライブ翻訳を使って受講してみて、実際に感じたメリットを紹介します。
世界レベルの良質コンテンツを受講できる
最初のメリットは、世界レベルの良質コンテンツを受講できることです。
エンジニアスキルをアップしたいなら、世界基準のスキルを身につけたいと思う人は多いと思います。
英語コンテンツも含めて探せば、得たい情報の幅が広がりますし、より多くの人が受講し、評価が高いコンテンツを選ぶことができます。
例えば、今回学ぼうとした「GitHub Actions」についてのコンテンツを選ぼうとした場合、日本語だけに絞ってしまうと、コンテンツは25個しかありません。
英語コンテンツまで広げると、227個ありますので、自分の学びたい情報からよりマッチしたコンテンツを受講することができます。
更に英語コンテンツまで広げることで嬉しいことは、更新日時が新しいものを選択できることです。
エンジニア関連の情報はアップデートが速いです。使用しているサービスやソフトのバージョンが更新されると、より便利な使い方が出てきたり、場合によっては、古い情報では使用できなかったりします。
より自分にマッチしており、最新情報にも追従しているコンテンツで学習できることは、学習効率をあげてくれるでしょう。
ITスキルをアップしつつ、英語学習もできる
IT業界で働く人で英語を使いたい場合、日常会話スキルに加えて、専門用語の習得が必要です。
英語資料を読む場合や、会議で話す場合、普段日本語で伝えている内容を、英語ではどのような表現にするのが自然なのかを、実際に使っている場面から学ぶことができます。
IT技術で使う用語は、もとから英語である場合も多いので、聞き覚えのある単語とその周辺の英語を学べるので、学習効率があがります。
英語を勉強するコツの一つに「組織化」して覚える方法があります。
人間の脳は、関係ないことをバラバラに覚えるよりも、お互いに関係していることや似ていることを覚えていく方が、記憶に残りやすいことが分かっています。
英語学習を初めて挫折した経験がある人ならわかると思いますが、わからない単語がありすぎるとそれを覚えるだけで大変ですし、一度に複数の単語を覚えると使う機会もないため、忘れてしまいます。
コンテンツの中で使われる重要な単語や、言い回し方は、何度も出てくるため、技術的なスキルを身につけながら、英語も自然と覚えることができます。
まとめ
この記事では、ポケトークライブ翻訳とUdemyを使って、専門スキルと英語を一緒に身につける方法についてお伝えしました。
Udemyのコンテンツを個人で英語版を購入するのは少し勇気がいりますが、気になるコンテンツであれば、英語でも購入し、ポケトークライブ翻訳と合わせて使ってみると良いでしょう。
専門スキルを学びながら、仕事で役立つ英語を身につけられます。
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