日光白根山に登ってきました。
7月中旬、日光白根山に登ってきました。日光白根山は、栃木県と群馬県の県境にあり、関東以北での最高峰(標高2,578m)です。
今回は、日光白根山ロープウェイを利用して山頂駅(標高2,000m)から登り始めました。登山の際には、登山届を提出します。日光白根山では、ロープウェイ山麓駅で提出することができます。私は、栃木県電子申請システムで事前に提出しました。
山頂駅を出ると、正面に日光白根山が見えました。日光白根山は、粘り気のあるマグマが冷えてできたため、山頂付近は傾斜が急になっています。
オオシラビソ、ダケカンバの樹林帯に入ると、香しい樹木の香りが漂います。足元に、小さなギンリョウソウを見つけました。
山頂駅を出発して約1時間、樹林帯を抜け、森林限界にたどり着きました。目の前には日光白根山の山頂が見えます。
辺り一帯にはハクサンシャクナゲの群落が広がっていました。
ここからはガレ場が続き、歩いてもなかなか標高が稼げません。歩くこと30分、頂上にたどり着きました。思っていたより山頂付近は狭く、写真を撮る人が順番待ちをするほどでした。
山頂の雰囲気を味わった後、五色沼が見えるところまで下りて小休止。ここからは五色沼、弥陀ヶ池へと向かいます。
五色沼までは急な坂を下ります。足元の浮石に気を付けて慎重に歩いて行きます。ちょっと休んだところにハクサンフウロが咲いていました。
避難小屋を過ぎて間もなく、五色沼に到着しました。雲が出てきてあいにくの曇り空でしたが、水面と樹木の色のコントラストが素晴らしく、思わず見とれてしまいました。
五色沼では、湿原で見られるモウセンゴケを見つけました。虫を捕らえて栄養分を吸収するしくみをもつモウセンゴケを見ると「いったい植物って何?」という疑問がわいてきます。
上り下りを経て、弥陀ヶ池に到着しました。ここの分岐で左に進み、ロープウェイ山頂駅へと向かいます。弥陀ヶ池のお花畑では、ハクサンチドリが咲いていました。
再び、樹林帯に入りゴールの山頂駅に到着しました。今回の山行の所要時間は約4時間半。登山口となる日光白根山ロープウェイ山麓駅まで、日光林間学園からは車で約1時間です。詳しいアクセス方法については、丸沼高原ホームページをご覧ください。
片股(ジムニー)
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