見出し画像

時間が足りないのか、難しいのか

僕はたまに部下から下記のような報告を受けます。
「進捗が悪く納期までに終わらなそうです。理由は僕の実力が足りなかったためです」
その後対応の仕方をどうするか尋ねると下記のように答えてくれます。
「先方に納期を1ヶ月伸ばしてもらい、人員を増やして対応しています。」

このような報告をもらった時、僕は心の中で「うわ、炎上フラグ来たわ」と思っているのですが、なぜうわって思うのかや自分的に気がついたことを書いていきます。

「量」のせいにしがち

システム開発のPM経験がある程度ある人は経験則で感じるかもしれませんが、今回の場合、ほとんどが1ヶ月伸ばして人員を増やしても問題が解決しないです。

というのもシステム開発でシンプルに「量」が問題で遅延することは少ないからです。
本当に「量」が問題の場合もありますが、その場合はだいたい早めに気がつくので適切な対策が取れ、プロジェクトの進行的にそんなに大きな問題になることは少ないです。
それにエンジニアって意外とやる気ある人が多いので残業して終わらせたりします。

実際の開発現場では「量」よりも「難易度」が原因で遅延することが多いです。
実装の難易度が問題になることは少ないですが、非機能要件部分の設計や顧客との要件定義などマネジメントの部分が特に多い印象です。

・人を増やす
・残業や土日稼働をする
・納期を伸ばしてもらう
シンプルに「量」が問題の場合は上記の3つのどれかか組み合わせれば解決するのですが、問題が「難易度」の場合は上記のどれをやっても意味をなさないことがあります。

今回の例では本来やらなければいけないタスクのうち70%を担当者が把握していなくて抜け落ちてる状況でしたので、設計書やWBSをきちんと作る、不明確な点を洗い出し先方に確認、スケジューリングし直すなどを行い解決をしました。

量に逃げない

システム開発ではわからないことや見えにくい問題、伝えにくい問題が多くあります。
こういった問題を解決することは脳みそをフル回転させなきゃいけないですし、シンプルに「難しい」です。
僕もそんな状況に置かれるとついつい「量」のせいにして逃げたくなってしまうのですが、結局誰も得をしないので逃げないように気をつけてます。
うまくいかない時に時間が足りないのか、難しいのか冷静に考えるようにしましょう!

告知

=========================
■企業向け
技術顧問とシステムの請負をやっています。
ご質問はTwitterのDMでご連絡ください。
https://twitter.com/katsurayamahiro
=========================
■株式会社パーソンリンクで働きたい人向け
通期での採用をしています。
熱意を添えてご応募お願いします。
https://www.person-link.co.jp/recruit
=========================
■未経験者向け
プログラミングスクールの生徒も受け付けております。
まずは無料カウンセリングからお申し込みください。
https://staging.engineer/
=========================
■現役エンジニア向け
現役フリーランスやこれから独立をしてバリバリ稼ぎたい方に対して単価200万円に必要なスキルの身に付け方、案件の取り方などを説明します。
https://www.timeticket.jp/items/78813/
=========================
■将来フリーランスを考えている方向け
現役エンジニア向けのスポットコンサルです。
案件の単価の決め方など発注側の考えや単価交渉のコツなど、未経験から何をすると高収入になるかを説明します。
https://www.timeticket.jp/items/78812/
=========================

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?