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【かつらのお話:中剃りの地金】

中剃りの鬘は時代劇の立ち役(男性の役)では定番中の定番の形です。

中剃りの地金(シロ・アルミニウム)


頭部の真ん中を剃っているので中剃り(なかぞり)の鬘といいます。

こんにちは。京都時代劇かつらです。今回は中剃りの地金のお話です。

中剃りですので女形の地金と違い左右毎に頭合わせをしていきます。

立ち役中剃りのニウム地金・横
立ち役中剃りのニウム地金・後

と、ここまでで、「ん?あれ?」と思われた方もおられるでしょうか。前にも中剃りの鬘の地金見たけどなあと。

前回までにご紹介していた御家人の鬘と今回ご紹介の鬘の地金。
この時点ではほぼほぼ一緒なのですがこれからの作りの上で決定的に違う箇所があります。

中剃りのかつら製作の上で、御家人のかつらとの明らかな違いがあります。

さてどこでしょうか。

間違い探しの様なこの答えは次回。
どうぞお楽しみに。

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