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毎月第1土曜日のお楽しみ……?

毎月第1土曜日は、桂台学童保育ちびっこの家の「父母会」が開催されます。その前の2時間は「役員会」があります。父母会は、桂台学童に通う各家庭の父母によって組織されていて、役員会は入所2年目(主に2年生)の家庭から1名が出て、学童の運営の実務を担います。

そう、学童運営の実務って、いったい何をするの……? 
日々の保育は、専門の正規指導員と、パート指導員たちが担当します。子どもたちの学びや育ち、遊びなど、一人ひとりに寄り添い、放課後の安心と安全、成長を見守る「要」の役割を担うのは、学童保育のプロフェッショナルたちです。

桂台学童保育ちびっこの家は、横浜市の放課後児童クラブ事業(横浜市の補助金)によって運営されており、事務、会計、行事などは父母でやっています。毎年続くルーティンもあれば、コロナ禍の今だからこそ、その時々で判断しなければならないことも多々あり、学童運営における父母の役割も大きいのです。
文字だけみると「……え、大変じゃん」って思う人が大半かもしれません。確かに、実務の負担は、それなりにあります。けれども、それ以上に「楽しい」と思える父母が多いから、この場が続いているとも言えます。

父母会前に、手作りタルトを差し入れてくれた子どもたち。おいしかった〜

6月4日の父母会では、主に夏休みの過ごし方について、父母で話し合いをしました。
小学校の夏休みは、当然ながら給食はありません。長期休みはただでさえ忙しいのに、毎日の弁当作りのルーティンが夏休みに突然降ってくるのは、働く父母にとってはキツイですよね。
でも、桂台学童の夏休みには、指導員の手作り給食があるんですよ。それも、数年前から父母の間で検討していて、夏休みの保護者のニーズを聞きながら、予算設計や給食実現のための事務手続きなどのもろもろ乗り越えるべきハードルについて、「父母みんなで考え、話し合って、決める」をやってきた結果、昨年から夏休みの給食が実現したんです。

父母会では、「なんのためにそれをやるのか?」「多様な価値観や生き方の家庭があるなかで、さまざまな人の意見を聞きながら、子どもの成長にとってベターな選択肢は何か?」を、腹を割って話し合います。もともとある保育サービスを買うのではなく、父母みんなで話し合って決めていくのが、桂台学童のスタイルです。

なので、父母たちの「子どもたちにこんな体験をさせたい!一緒に楽しみたい!」が実現することもあるのが桂台学童です。今月はみんなでホタルを観にいくイベントも企画されていますが、それも父母発案。父母主導の防災プロジェクトも動き始めています。

この日は朝から運営委員会、係のミーティング、役員会、父母会と、
トリプルヘッダー以上の大忙しだった父母もいた

今年度父母会会長のHさんは、「他では体験できないような、桂台学童保育ならではの取り組みのなかで、子どもの成長を直近に感じながら、半信半疑?で参加している父母たちも、いつの間にか”何かお手伝いできないか!?”と感情がわいてきます」と話しています。

わが子の育ちが、豊かであるように。そして子どもたちが一緒に過ごす場が楽しく安全であるように。そのためにアイデアを出し合い、力を合わせて動く父母たちがいるのが、ここ桂台学童です。ラクではないけど、楽しい! 2022年度の役員たちの、共通の思いかもしれません。

(父母会事務局K)

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