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晩酌。

福島の蔵元である辰泉酒造が醸す「Tatsu-ism 辰ラベルBlack」純米吟醸酒 無濾過生 京の華1号 R4BY。

 辰泉酒造は、会津の米と会津の水を生かして酒造りされる蔵元。
 原料米を地元農業者と共に育て、仕込み水は山麓の自然湧水と天然の井戸水、酒造りは寒さの厳しい12月から3月に限定した丁寧な小仕込みです。

 地元産「京の華1号」を使用した純米吟醸酒。
 京の華は亀の尾を先祖に持つ系譜で、山形県原産の「京の華」を元に1950年代(昭和20年代)に福島県で独自に選抜育種された改良品種です。
 大量生産と効率化を求める風潮の中、栽培が難しい上に生産性が低い「京の華」「京の華1号」は姿を消してしまいます。

 「先輩たちが造り、育てた会津の米と酒を復活させ、この地に残していきたい」と辰泉酒造の前社長(現会長)の新城新次が立ち上がります。
 昭和55年(1980年)、福島県農業試験場にわずかに保存されていた「京の華1号」の種籾(たねもみ)を探し当て、栽培を開始しました。
 地元農家と共に復活栽培を始め、わずか200グラムだった種籾を、4年後に酒が造れるほどの収穫量に栽培し、現在に至っています。
 幻の米「京の華1号」、30年以上ぶりの復活です。

 なんて話しは、今調べて分かった話。
 酒販店で購入するときは、「おっ、龍の目が光ってるじゃん。見たことないけど飲んでみるか」の直感。
 見たことあるわけ無いよね。
 4ヶ月しか酒造りしない少量生産、しかも特約店専用商品なんだ。

アテは長ネギの煮浸し(自作)

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