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シニアライフ関連ニュース_20200324

働くシニアに給付、25年度減額 雇用義務化で役割低下

高年齢雇用継続給付はシニア雇用の動向に合わせ、見直し議論がされてきた。
03年には給付率が25%から15%に削減。25年度からの縮小は、65歳までの継続雇用が完全義務化されるためだ。継続雇用には、労使協定で65歳未満に基準を定めていた会社は25年度末までに65歳に引き上げる経過措置がある。措置が終わり誰もが安定して65歳まで雇用されるようになれば、給付金の役割は低下する。
厚生労働省は25年度から新たに60歳になる人の給付率を「半分程度に縮小する」としていたが、雇用保険法の改正案に盛り込まれたのは現在の15%を10%に減らす内容だった。制度は先行き廃止も見込まれる。シニアを受け入れる企業では、給付金で穴埋めしていた部分を自力でカバーする必要性も出てきそうだ。

高年齢雇用継続基本給付金は、60歳以降賃金が下がってしまった人に対して、下がった分の15%を上限に国が給付するというものだそうです。シニア雇用を促進するために給付されていたものですが、65歳までの継続雇用が2025年で完全義務化されるため、給付を縮小していくというもの。

その人の価値に対して賃金を払うので、給付が縮小されても企業が払う賃金は変わらないのではないかと思いつつ、現実的には給付金の分も含めて賃金を決定して運営していたんだろうなぁ。


新型コロナ、転職に逆風 ミドル・シニアを救う「5つの行動指針」とは?

キャリア形成の理論の中に、「キャリアの8割は偶然によって決定される」という前提に基づいた考え方があるのをご存じでしょうか。米スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提案した「計画された偶発性理論」というキャリア理論です。
(中略)
「計画された偶発性理論」はあまり将来のことに気を取られると、足元の現在が見えなくなってしまうという考えで、しっかり現在を重視していくべきだという思想でこの理論をまとめています。
(中略)
それを具体的に進めていくために、クランボルツ教授は以下のような行動指針を持つことが重要だとしています。
(1)「好奇心」 たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

そして、これらの行動指針を実践していくと、予期しない出来事を自分の周りで創り出しやすくなるといわれています。

ミドル・シニアだけではなく、どの年代でも当てはまることだと思います。
定型的な業務の自動化が進んでいく中で、知識や知恵を学び続ける、新しいことに挑戦する、失敗から学びを得るといった行動はより大事になってくるなと。


シニアライフを楽しもう!高齢者にオススメの習い事を趣味活サイト担当者に聞いた

「ネットのサービスも最近は充実していますので、趣味活動の参考になる情報の入手や、他の人の活動を知ることからはじめるのもおすすめです。我々が運営するサイトでも、人気の高い『旅』『健康』『園芸』『グルメ』『鑑賞』『学び』に関する情報を提供して、趣味のヒントにしていただいています。日々の趣味活動を記録につけることも続けるためのモチベーションになるかもしれません」
「趣味として習い事を考えるのであれば、あまり難しいことは考えず、まず自分が楽しめそうなものを見つけることからはじめましょう。人の趣味活動を見て自分でもできそうと思うもの、やってみたいと思えるものがあれば、実際に調べてみることで新たな世界が広がるかもしれません。将棋などは、駒の動かし方ぐらいは知っているという人も多く、子供からシニア世代まで共通で楽しめるため、世代を超えて交流できる趣味として人気が高まっています」

趣味に関しては二極化しやすいと思っていて、多趣味でコミュニティが広い人は何もしなくても新しい面白いことを見つけられるが、一方で、いろんなことに興味を拡げないまま年齢を重ねてしまうと、ふと時間ができたときでも何かを自分で始めることができなくなってしまう。
趣味を見つけることをサポートしてくれるサービスはニーズがあると思っている。


定年後の職場で「浮く人」は弱さを見せていない

“再就職”という言葉が象徴するように、定年後、あるいは定年前に途中下車した人たちの転職は「今の延長線上にある」と考えがちだ。大切なことなので、繰り返すが「再就職(再雇用)とは転職」である。定年後雇用延長も厳密には「社内転職」だ。どんなに培ってきたキャリアだろうと、どんなに高い役職に就いた経験があろうとも、まずは組織の一員になることを最優先する。それは組織内における自分の居場所を確立するために必要なプロセスである「組織社会化」を成功させることだ。
組織社会化では、
・自らに課された仕事を遂行する
・良好な人間関係を築く
・組織文化、組織風土、組織の規範を受け入れる
・組織の一員としてふさわしい属性を身に付ける
の4点が課題となる。
シンプルかつ顔の見えるコミュニケーションを大切にすれば、周りが適応の手助けをしてくれるので、だまされたと思って半径3メートルの人たちとの関係性作りに専念してほしい。

中途の転職で必要な考え方だと思う。転職したら周囲の人と会話しその中に一定溶け込んで行かないと成果がだせない。会話をして組織の言語や雰囲気を掴み、まずはクイックヒットを打つ。
再就職だと同じ会社であるがゆえに、新たに関係性を作り直すということをサボってしまいがちなのかもしれない。


【ABS世代が「シニア」を変える】ネットで解消されるシニアの「孤独」 ABS世代に「知恵で対価を得る時代」がくる

高齢者の3大不安とは、「健康、お金、孤独」です。中でも「孤独」の悪影響は体調にも変化を及ぼすと言われています。家に閉じ籠もり、誰とも話をしない日が続く。そんな単身世帯の高齢者が多いのが現実です。
人間には、人と関わりコミュニティーに属したいという「帰属欲求」があり、そこで自分が必要とされたいという「承認欲求」があります。それらが満たされて初めて、ドキドキ・ワクワクを楽しむことができるのです。
同時に、従来にはないさまざまなシニア向けビジネスを、企業だけでなく個人でも始めることができそうです。特にABS世代は、その人のキャラクターや経験を生かして、サービスを受け取るだけでなく提供することも可能でしょう。「知恵で対価を得る時代」がやってくるのです。

シニアの方の知恵や経験×ITで、どんどんこういう新しいビジネスは生まれてくると思う。やはり一番自分たちのことをわかっている人がやるのがインサイトも深いしいいんだろうな。


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